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AIライティングのメリットとデメリット【2026年版】AIと人、両方に頼んでいる私の結論

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AIライティングのメリットとデメリット【2026年版】AIと人、両方に頼んでいる私の結論

この記事を最初に書いたのは2023年でした。「AIに書かせるか、ライターに頼むか」を比べて、当時よさそうだったAIライティングツールを4つ紹介していました。

3年たって読み返したら、紹介したツールのほとんどが、もうすすめられる状態にありませんでした。私自身が使うのもやめています。

ただ、消えたのはツールだけです。「AIに書かせるか、人に頼むか」という問いは、いまのほうがずっと切実になりました。私は現在、自分で書く・AIに書かせる・ライターに外注するの3つを全部やっています。

そこでこの記事を、2026年の中身に全部書き替えます。

目次

2023年に紹介したツールは、役目を終えた

まず、この3年で何が起きたのかを正直に書きます。

2023年当時のこの記事の中身
・ChatGPT(当時はGPT-4が出たばかり)
・Catchy … 完全日本語対応。最上位プランが月額9,800円
・Katteb … 海外製。最上位プランでも月額3,500円ほど
・SAKUBUN … 2023年5月にリリースされたばかりだった
・Shinobiライティング … 人(ライター)に依頼。1文字1円〜

当時、AIライティングツールというのは「AIを記事作成用に使いやすくしてくれる皮」でした。素のAIは扱いにくかったので、記事のテンプレートを用意して、見出しを組み立てて、日本語のメニューを付ける。そこに月額数千円から1万円の価値がありました。

その皮が要らなくなりました。理由はひとつです。素のAI(ChatGPT・Claude・Gemini)が、皮の仕事を全部やるようになった。

2023年のAIは、指示の出し方をかなり工夫しないと記事の形になりませんでした。だからテンプレートに価値があった。いまは「この構成で3,000文字」と言えばそのまま返ってきます。テンプレートを売る商売が成り立ちません。

これは、専用ツールを作っていた会社が悪かったという話ではありません。土台のAIが強くなると、その上の便利機能はまるごと飲み込まれる。この3年で何度も起きたことです。ツール選びに時間をかけるより、この構造を覚えておいたほうが役に立ちます。

2026年、費用は桁がふたつ変わった

いちばん変わったのはお金です。2023年の実額と並べます。

頼み方2023年(当時の実額)2026年
AIの専用ツール最上位プランで月額9,800円—(役目を終えた)
素のAIの有料プラン月額2,800円ほど月20ドル前後が各社の標準
AIのAPI(使った分だけ)記事作成ツール経由が主流記事1本あたり十数円の計算
ライター(人)に外注800文字で1,056円(税・手数料込)1本1,000円前後(いまも同じ)
2023年の数字は当時この記事で実際に依頼・契約したときの金額です

APIの「記事1本あたり十数円」は計算の話なので、根拠を書いておきます。

計算の前提
たとえばClaude Opus 5のAPI料金は、入力100万トークンあたり5ドル・出力100万トークンあたり25ドル(2026年6月時点の公表価格)。日本語はおおよそ1文字あたり1トークン強なので、3,000文字の記事を1本出力すると3,000〜4,000トークン前後。出力だけで約0.1ドル、日本円で十数円という計算になります。指示文(入力)を足しても桁は変わりません。
※ 各社とも価格改定があります。実際に使う前に必ず公式の価格表を見てください。

つまり2023年に月額9,800円払っていた作業が、2026年には1本十数円になりました。そして人に頼む値段は、ほとんど動いていません。

ここだけ見れば答えは決まっているように見えます。全部AIに書かせればいい。私も2023年の時点ではそう結論を出しました。当時のこの記事の最後には「クラウドソーシングでどこの誰かもわからない人に依頼するくらいならAIのほうが費用対効果も精度も高い」と書いています。

いまは、そうは思っていません。

安いほうが勝つ、とはならなかった

ここからは、このサイトの実測です。

いまこのサイトでいちばん読まれているのは「外注先を業者と呼ぶのは失礼?」という記事です。私が派遣で現場に行って、名前を呼んでもらえなくて不快だった、という話から書いたものです。次に読まれているのが「100人に聞きました」型の記事。どちらも、私が自分で取ってきた材料でできています。

一方で、AIについての時事ネタ——新しいモデルが出た、こんな機能が追加された、という類の記事は伸びていません。書いてあることが間違っているわけではないんです。ただ、どこかで読んだことのある内容にしかならなかった。

AIで速く安く作れるのは、まさにこの「どこかで読んだことのある内容」のほうです。費用対効果でいちばん有利な領域が、いちばん読まれない領域と重なっている。ここが3年前に見えていませんでした。

「AIっぽいからバレる」という心配は、ほぼ的外れだった

ここで、AIに書かせることをためらう理由としてよく聞く話を検証しておきます。「AIが書いた文章だとバレるのが怖い」というものです。

これは実際に調べました。私が自分で4本書き、同じ題材をAIにも書かせて、2つ並べて100人に「どちらがAIか」を当ててもらいました。

4問通しての正答率

67.6%

2択なので、でたらめに選んでも50%。当たってはいるものの、その程度でした。

私の体験談をAIだと判定した人

46人/100人

自分の記憶をそのまま書いた文章です。理由はそろって「文体が揃っていない」でした。

自信があると答えた人の成績

2.69問/4問

「1問も自信がない」と答えた人の2.80問を下回りました。自信は当たりません。

つまり「AIが書いたかどうか」は、そもそもたいして見分けられていません。だから「バレるのが怖い」を理由にAIを避けるのは、あまり意味がないと思います。

ただ、この調査ではもうひとつ分かったことがありました。そちらが本題です。

この調査の全部はこちら
自分で書いた文章が「AI」と判定された。100人にAIと人間の文章を見分けてもらった 「この文章、AIが書いたでしょ」と言われたら、たぶんわたしは腹が立ちます。自分で書いたからです。 逆に、届いたメールを読んで「これはAIだな」と思うこともあります...

AIに足りないのは文章力ではなく、渡す材料だった

その調査で、AI側の文章を作るときにひとつ工夫をしました。私の文章に出てくる事実や固有名詞を、AIへの指示にもそのまま渡したことです。「エンターテイメント施設」「10歳年下」「派遣さん」といった具体を、AIにも教えました。

渡さないと、実験が成立しないからです。具体が書いてあるほうが人間、という当てっこになってしまう。

そして材料を渡した結果、100人はもう見分けられなくなりました。

この一点が、私にとっては全部の答えでした。AIに足りないのは「文章のうまさ」ではありません。材料です。

材料を渡せばAIは人と区別できない文章を書く。渡さなければ、どこかで読んだような文章しか出てこない。3年前の私は、この工程を「リライトが必要かどうか」の話だと思っていました。そうではなくて、材料を渡す工程は、AIを使う前にこちらが済ませておく仕事だったんです。

そして材料は、外注でもAIでも買えません。自分が行った・使った・失敗した・聞いた、しかないんです。100人に聞くアンケートも、私の場合その材料を作るための作業です。

2026年版・メリットとデメリット

ここまでを踏まえて整理します。2023年に書いたときとは、項目そのものが変わりました。

AIに書かせる人(ライター)に頼む
費用記事1本あたり十数円の計算1本1,000円前後
速さ数十秒数日
質のばらつき指示が同じならほぼ揃う担当者によって大きく変わる
材料(一次情報)持っていないその人の体験なら持っている
事実の確認必要(間違えたまま断言する)必要(人も間違える)
手直し必要必要
2023年に書いた表から、費用と速さ以外はほとんど並びが変わっています

注目してほしいのは下の3行です。「事実の確認が必要」「手直しが必要」は、AIも人も同じでした。これは2023年の時点でも書いています。当時ライターに5回依頼して、1回は使えない記事が納品されました。

だから、AIのデメリットとしてよく挙げられる「間違える」「手直しが必要」は、実はAI固有の欠点ではありません。違いは1行だけ。材料を持っているかどうかです。

いま私がやっている分け方

結論として、3年前と真逆のことをやっています。

AIに任せていること

  • 構成案を10個出す(選ぶのは自分)
  • 自分で書いた文章の誤字・文体のチェック
  • アンケート結果の集計・並べ替え
  • 調べもの(そのあと必ず出典を自分で見る)
  • タイトル案・見出し案の量出し

人がやること(=自分がやること)

  • 題材を決める。何に引っかかったかは自分にしか分からない
  • 材料を取ってくる(行く・使う・聞く・数える)
  • 結論を出す。ここをAIに書かせると全部ぼやける
  • 体験の部分を書く。手直しはしても、書き替えはしない

ライターへの外注も続けています。ただ、頼む内容の考え方は変えました。「このテーマで記事を書いてください」という頼み方には、もうあまり意味がないと思っています。材料を持っていない依頼なら、AIに投げたほうが速くて安いからです。人に頼む価値は、その人が持っている材料——実際に体験したこと、その人の現場でしか見えないこと——のほうにあります。

まとめ:ツール選びより先に決めることがある

2026年に「どのAIライティングツールがいいですか」と聞かれたら、私はこう答えます。

専用ツールは要りません。ChatGPTでもClaudeでもGeminiでも、月20ドル前後の有料プランをひとつ契約して、使い比べてから決めれば十分です。大量に自動生成する必要があるならAPIを使えば1本十数円で済みます。3年前のように、ツールの機能差で悩む段階はもう終わりました。

そのうえで、いちばん大事なことを最後に書きます。

AIに書かせるか人に頼むかを決める前に、「渡す材料を自分が持っているか」を確かめたほうがいい。持っていれば、AIに書かせても人に頼んでも、たぶんうまくいきます。持っていなければ、どちらに頼んでも同じものが出てきます。安いAIで大量に作っても、結果は変わりません。

3年前の私は、そこを飛ばして費用対効果の話だけをしていました。それがこの記事を書き替えた理由です。


この記事でいちばん読まれている、と書いた「業者と呼ぶのは失礼?」の記事はこちらです。AIには書けなかった部分でできている記事の実例として読んでみてください。

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サイト運営者のカツです。
私は2017年9月からフリーランスとして活動しています。
主に、Webサイト制作やデザインのお仕事などを行っています。
ケートエーアイでは、私が興味をもった事柄に対して、「私だったらこう思うな」とか「この視点で考えるとどうだろうか」など、自分なりの視点で感じたことを自由気ままに投稿しています。

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