今回は最近よく話題にあがるAIライティングについて、用いられている機能とその仕組みについてご紹介します。
AIライティングの仕組み
AIライティングとは文章にしたい内容の特徴や構成、どんなターゲット向けに書くのかを伝えることで、人工知能がネットの情報から最適とされる文章を作成してくれるものです。
生成する内容はニュース記事やブログ記事など多岐にわたっていますが、使い方次第でいろいろな記事を書けるようになっています。
GPT-3
現在主流となっているのはGPT-3で、2020年7月にOpenAI社より発表された高性能な言語モデルです。
1750億個のパラメータを使用して文章生成をしているので、早くある程度のランクにある文章を生成することができます。
3,000文字程度なら10秒程度で生成できるから、ウェブを使ったマーケティングをしている企業やネットビジネスをしている人にとって欠かすことができないものとなりつつあることは事実です。
なお、文章だけではなくコーディングなどもできるためプログラムで活用している人も少なくありません。
GPT-4
GPT4はGPT3をさらに巨大化して演算能力を高め、さらに人間に近い文章を書けるようになる人工知能といえるでしょう。
約100兆ものパラメータを持つため、人間にある程度近い文章を生成できるのは事実です。飛躍的に文章やコーディングを可能とすることで、人間の作業を効率化させることが可能となります。
現在、マイクロソフトの検索エンジン「Bing」がこのGPT4を搭載した機能を提供開始（2023年2月7日）しています。
まだ、完全には完成しておらず、プレビュー版のリリースにはなっている。
ChatGPT
最近多くの企業でも導入されはじめ、個人の方でも使用者が増加しているのがChatGPT。
※ChatGPTは、リリースからたった2ヶ月（2023年1月）で1億人のアクティブユーザー数を記録するなど、一気に知名度をあげました。1億人の到達スピードはInstagram（約2年半）やTikTok（約9カ月）といった有名SNSを越える速さで、史上速と言われています。
ChatGPTは、OpenAI社が開発したGPT-3に、チャットの受け答えに特化した設計を追加して作った言語モデルです。
このChatGPTの言語モデルの機能を体験できるサービスが、多くの方が使っているChatGPTということになります。
まとめ
日本でChatGPTを使用している人の中には2023年時点では得意・不得意分野がはっきりしており、とんでもないウソを返してくることも少なくないという意見が大半となっています。
使用するうえではファクトチェックを欠かすことができないところが重要なポイントです。
ウェブライティングをしている人の作業を低減させることは事実ですが、必ず人間の手を介在してリライトをしなければならない場合もあります。
利用するうえではターゲッティングや特徴・構成などを正確に決め、生成した内容をチェックして人間らしい文章に直していく作業をすることで、ネットで魅力的な文章に仕上げるチャンスがあるコンテンツにすることが可能です。
