ICT支援員とは?ICT支援員認定試験の難易度は?将来性はある仕事?

タブレットの使い方を教える女性

ICT支援員とは、情報技術に精通し、コンピューターシステムやネットワークなどを適切に管理・運用するための専門知識を持つ人たちです。

この職種は企業や団体内での情報システムの管理、サポート業務などに従事することが多く、現代社会において不可欠な存在となっています。

また、この職種を目指す場合は、ICT支援員認定試験の受験が必要ですが、その難易度はどの程度なのでしょうか?

本記事ではICT支援員とは何か、そしてICT支援員認定試験の難易度について解説します。

目次

ICT支援員とは何?

ICT支援員とは、学校においてICT活用授業の導入をサポートする人材のことです。

具体的には、教員や生徒がタブレットや電子黒板などの機器を使って授業を行う際に、その機器やソフトの使用方法や、ICTを活用した授業提案についてサポートする役割を担います。

また、整備や組織作りなど、ICTを活用するための環境整備にも携わることがあります。

ICT支援員には、ICTに関する知識や技術だけでなく、教育活動や教員組織の理解、コミュニケーション能力などが求められます。

ICT支援員認定試験を受けることで、その能力を認定されることができます。

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画像引用元:Adobe Stock

ICT支援員認定試験とは?

ICT支援員認定試験とは、学校でのICT活用に関する実践的な能力を認定する試験です。

この試験には、ICT機器を使用した教育現場への理解やサポート、問題解決能力、コミュニケーション能力など、さまざまな実践的能力が必要とされます。

合格基準としては、両方の領域で合格する必要があります。

ICT支援員認定試験は、学校でのICT活用を円滑に進めるために必要なスキルを身につけ、教育現場で有意義な貢献をするために受験する価値があります。

試験の領域と合格基準は何?

ICT支援員認定試験は、「A領域(実践知識)」と「B領域(問題分析・説明力)」の2領域から構成されます。

両方の領域に合格する必要があります。

合格基準点は、「Aが65点以上」「Bが55点以上」とされています。

また、ICT支援員認定者のうち、実績面、能力面で特に優秀と認められた方に認定される新しい制度でICT支援員上級というのもあります。

ICT支援員上級は、偶数年の春に、有資格者のうちの受験希望者に、C領域(問題解決・コミュニケーション能力・マネージメント能力)に関する実践的課題、面接試験が課され、合格者にはICT支援員上級が認定されます。

ICT支援員認定試験の合格率は非常に高く、2021年の前期試験では299名、後期試験では275名が合格しました。

ICT支援員認定試験はやや易しいとされていますが、試験に受かるためにはきちんと勉強して取り組むことが大切です。

ICT支援員認定試験の難易度はどの程度?

ICT支援員認定試験は、合格率が55〜60%程度となっていますが、難易度はそれほど高くありません。

しかし、合格基準点が65点以上のA領域と55点以上のB領域の2つの領域があるため、両方を合格する必要があります。

また、問題分析・説明力やコミュニケーション能力など、実践的な能力も求められます。

ただし、ICT支援員上級を目指す場合は、より高度な能力が必要とされます。

合格するためには試験前にしっかりと準備をすることが大切です。

勉強する男性
画像引用元:Adobe Stock

ICT支援員に必要な能力やスキルは何?

ICT支援員に必要な能力やスキルは、ICT機器に関する知識・技能をはじめ、コミュニケーション能力、問題解決能力、教育現場への理解などが挙げられます。

また、子どもたちと協働的な学びを進めるため、チームワーク力やプロジェクトマネジメント能力も必要です。

さらに、ICT支援員はストレス耐性が高く、柔軟な対応力も求められます。

ICT支援員には、先進技術の動向を常に把握する意欲や、学習意欲、継続的かつ積極的なアウトプット意識が求められます。

これらの能力やスキルを併せ持ったICT支援員が、教育現場において役割を果たすことができます。

ICT支援員能力認定試験の過去問題集はある?

ICT支援員能力認定試験の過去問題集は公式には提供されていませんが、民間の出版社から出版されているガイドブックがあります。

こちらの「ICT支援員能力認定試験に関するFAQ」で、本標準から出版されている ガイドブック「ICT支援員」(2021)が参考となるでしょう。という記述があります。

引用元:ICT支援員能力認定試験に関するFAQ 「A領域では、どのような内容が出題されますか。どのような勉強をすればよいでしょうか。」

そのガイドブックはこちらです。

ただし、上記のガイドブックはあまり参考にならないという口コミもあります。

また図書館によっては、ICT支援員能力認定試験ガイドブックを置いてあるところもあるようです。

その為、お近くの図書館でまずは読んでみるのも良いかもしれませんね!図書館なら無料ですから。

これらを利用することで、試験の出題傾向や問題の難易度を把握し、対策を立てることができます。

また、公式サイトでは過去の試験問題を公開していませんが、ICT支援員認定試験の出題傾向や対策について、ITCE教育情報化コーディネータ検定試験公式サイトで紹介されていますので、併せて参考にすることができます。

難易度は高く無いとは言え合格率も高くは無いので、人によっては難易度は高いと感じることも。

その為、試験に合格するためにはしっかりと対策を練ることが肝要です。

ICT支援員の将来性

ICT支援員は学校などで働くことが主になります。

義務教育が続く限り、学校が無くなることはまず無いので、安定した就職先で働くことができるかもしれません。

しかし、ICT支援員は1つの学校で数人もしくは1人なので、そこの倍率は高そうです。

また雇用形態が契約社員になる場合もあるので、その場合は安定した就職先として考えるのは難しいかもしれません。

しかし、現時点でいけば、ICT支援員は人材不足となっています。

さらに私の勝手な予想ですが、少子高齢化で小学校・中学校での仕事は無くなるかもしれませんが、その代わり高齢者施設(介護施設など)での雇用も今後は増加するのでは?とも思っています。

そうなってくると、介護職と同じくICT支援員という仕事も、今後続けていける職なのではと思います。

ITツールはどんな場所でも必要になってくる世の中。

ICT支援員はさらに需要が高まる可能性がある職種です。

まとめ

今回はICT支援員についてご紹介しました。

ICT支援員って何?と思っている方も多いかと思いますが、これから必要な職種として認知が拡大していく可能性もあるので、ぜひこの機会に知っておいてくださいませ。

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サイト運営者のカツです。私は2017年9月からフリーランスとして活動しています。主に、Webサイト制作やデザインのお仕事などを行っています。

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