アフィリエイトブログの運営で特に難しいのは、ユーザーにとって程よく、アフィリエイターにとっても収益が見込める広告数はどのくらいなのかというもの。
そのインタビュー結果を踏まえながら考えていきたいと思います。
アフィリエイト広告とは？
そもそもアフィリエイト広告とはどんなものなのでしょうか。それはブログ記事を読んでいくと途中で現れる広告のことです。サイドバーに現れるものもありますね。
日本語での正式名称は「成果報酬型広告」といいます。アフィリエイターが自分のWEBサイトに広告を掲載し、その広告をサイトのユーザーがクリックし、コンバージョン（ショッピングサイトで商品を購入する、メンバー会員に登録するなど広告主がユーザーに求めている行動）することで、広告主からアフィリエイターへの報酬が支払われるというものです。
有名なASP（アフィリエイトサービス）にA8.netや楽天アフィリエイトがあります。
一般的に広告数は3つまでがベスト
アフィリエイターは自分が運営するWEBサイトを入口に、ユーザーを広告主の求める方法へ誘導してあげることがとても重要になります。コンバージョンへ導くためには、ユーザーに不快感を与えるのは避けたいものです。
そこでまず考えるべきなのは広告数です。
広告数がたくさんあるブログを読むと、あまり気分が良いものではありません。
一方で広告数が少ないということは、そのぶんコンバージョン達成への入り口が少なくなるということです。広告数はいくつまでにすべきなのでしょうか。
明確な答えがあるわけではありませんが、一般的に３つまでと言われています。
2011年から2013年にかけてGoogleで実施された「パンダアップデート」では、Google検索の品質とユーザーの利便性向上が図られました。質が低いと判断できるサイトは、サイトの内容に関連するキーワードで検索されても検索上位に表示されないようになったのです。こうしてWEBサイトの内容を充実させず、SEOキーワードを不必要に乱発したりアフィリエイト広告をびっしり掲載したりしているWEBサイトはGoogleに「質が悪いサイト」として判断され、検索上位に上がらなくなってしまいました。
こうして現在、多くのWEBサイト運営者の知見によれば、ひとつのWEBサイトに掲載して良い広告数は3つまでが無難であるということが常識となっています。
効果的な広告数とは
それでも適度な広告数はどれくらいが良いのか。ユーザーの意見も気になりますね。そこで今回は、広告数は1つが良いか複数が良いか60名の方にインタビューしてみました。
今回のアンケートの内訳はこちらです。
＜性別＞ 男性：32名 女性：28名
＜年齢＞ 20代：10名 30代：19名 40代：15名 50代：14名 60代： 1名 70代： 1名
アフィリエイト広告は複数ある方がいい人の意見
アフィリエイト広告は複数ある方が良いと答えた人は27名でした。ちょうど半分の人の意見ですね。複数で良いと答えた人の意見はどのようなものなのでしょうか。
40代 女性もし広告が1つだったら、ほかのブログやサイトに行って結局いくつか比較してから購入すると思うので、一箇所で数種類を比較して選べたらありがたい。
40代 男性誰が考えてもこれしかない、という商品があるなら1つで十分だと思いますが、実際には買う人の好みや状況によって最も適した商品が異なることがほとんどです。そのため、複数の商品が紹介されていた方がよいと考えます。
30代 女性広告が1つだけだと、その1つに固執している様に感じられるから。仮にオススメが1つであっても、比較対象があった方が良い。
50代 男性複数の会社や店舗の広告がある方が望ましいと思う。1社の広告だと飽きられると思う。
20代 男性広告が1つの場合、そのブログ記事の内容がすべてになってしまい気づけていなかったほかの商品やサービスの良い点に気づけない可能性があるため。
30代 女性欲しい情報が得られるように複数ある方が読み応えがあって嬉しい。ただし、多すぎると胡散臭くなるし読む気が失せるので5つぐらいがちょうどよい。
ほとんどの方が「自分でしっかり選んで購入したい」という考えを持っていることが分かりますね。
「複数がいい」派のユーザーにとっては、自分の求める商品やサービスのラインアップを把握し、サイトの意見を参考にしたいという意図があるのでしょう。
アフィリエイト広告は1つでいい人の意見
次に「1つでいい」派の意見を確認しましょう。こちらの人数は29名です。
50代 男性ブログ記事からの商品紹介であれば、もうすでに興味を持っている人なので、ピンポイントでのおすすめ紹介が良いと思います。
40代 女性たくさん提示されても、各々確認するのが面倒だったり、そもそも画面がチラチラしたりするので一つがいいと感じるからです。
50代 女性広告を掲載される側を考えると、正直、広告を見るために見ているわけではないため、複数あると、情報過多で邪魔な気持ちも強くなり、印象に残らないので。
20代 女性ブログや記事を読みたいのに広告がたくさんあったら煩雑で、一度に視野に入る情報量が多く、心底嫌になるからです。
30代 女性比較のブログ記事よりも体験談ベースのブログを読むほうが好きなので。おすすめと言われたらそれが良いと思ってくる。
30代 男性基本的には複数あれば邪魔にしかならないと想います。確かにして有益な情報一つのみあれば事足りる。
「広告が多すぎると見づらい」「商品の比較は検索を通して行うので、サイトの意見を聞きたい」という意見が大変です。
検索すれば沢山の情報が得られるため、ユーザーがWEBサイトに求めるのは一人の意見として質の高い情報なのでしょう。
まとめ 質の良い記事を作ることが大切！
今回はアフィリエイト広告の数について、ユーザーの意見について紹介しました。意見は二分してしまいましたが、両者に共通しているのは、「商品を買う」と決断するための質の高い情報を得たいということでした。個人の主観も踏まえても良いから、「このWEBサイトを閲覧してよかった」という情報提供をしてくれるかが大切なのです。
