今回はWEBデザイナーとコーダーは喧嘩になりやすい理由についてご紹介します。
WEBデザイナーとコーダーは喧嘩になりやすい理由
WEBデザイナーとコーダーが喧嘩になりやすい理由は、WEBデザイナーがコーディングのことを理解していない場合に多いです。
そもそもWEBサイトとは、見た目(デザイン)を作るところから始まります。
このデザインは、AdobeのXDやFigmaを始め、PhotoshopやIllustratorやCanvaなどで作っている方が多いです。
中には、PowerPointや手書きでデザインをする方も!?
WEBデザインというのは、あくまで下書きのような感じで、「これからこういう見た目になりますよ~」と言うのが伝われば何で作っても良いのです。
そして、そのデザインを元にHTMLやCSSなどのプログラミング言語を使って見た目を構築していくことをコーディングと言います。
つまり、WEBサイト制作には、「デザイン」と「コーディング」の2種類の作業が必要なのです。
※厳密に言うと、コーディングが必要ないWEBサイト制作の方法もありますが、ここでは割愛します。
そして、デザインとコーディングを全て1人で行っている人もいれば、デザイン業務のみ(デザイナー)、コーディング業務のみ(コーダー)を行う方もいます。
WEBデザイナーとコーダーで喧嘩になるのは、それぞれの業務のみを行っている人同士です。
WEBデザイナーがコーディングを把握していない
業務をそれぞれが別れて行っている場合、コーダーはWEBデザイナーが作ったデザインを元にコーディングをしていくことになります。
ここで、WEBデザイナーがコーディング(プログラミング)のことを把握していない場合、不可能な配置(レイアウト)や、多量のコードを記述しないと表現できないようなデザインを作っている場合があります。
ここでコーダーからデザイナーに対して不満が発生します。
この時の不満としては下記のような内容です。
・「不可能なレイアウトなのでデザインを変えてくれ!」
・「多量のコードを書く必要があり、作業時間が長くなる。その為報酬を上げてくれ!」
などなど
これを受けたデザイナーが柔軟な対応が出来る方なら良いのですが、自分のデザインを変更したくない!報酬も上げたくない!と言う場合に喧嘩が勃発するのです。
その為、そもそもデザイナーがコーディング(せめてHTMLやCSSレベル)を把握しておいて、不可能な配置や作業時間が膨大になりそうなデザインはしないように心掛ける必要があります。
(作業時間が膨大に~の方は、報酬をしっかりと支払える場合は、デザインを優先する場合もあります)
コーダーのスキルが低い
上記のように、喧嘩になる理由はWEBデザイナーに原因があることが多いと紹介しましたが、実はコーダーが原因になる場合もあります。
これは「コーダーのスキルが低い!」場合です。
つまり、WEBデザイナー側がコーディングを把握していて、「このデザインの配置(レイアウト)ならコーディングが可能」「作業時間も○○くらいだから報酬にも見合っている」という前提が入ったデザインを作ったにもかかわらず、コーダーが実現できない場合です。
この場合も、コーダー側が「このレイアウトは再現できない!」「作業時間が報酬に見合っていない!」と言う場合が多く、自身のスキルが低いことに気づいていないです。
その為、コーダー側も自身では対応が難しいデザインをコーディングする際は、一度考えてからデザイナーに発言するように心掛けた方が良いですね。コーダーのことをしっかりと考えてデザインを作っているWEBデザイナーも多いので。
WEBデザイナーとコーダーの喧嘩を回避する方法
これは前述もしましたが、
「WEBデザイナーはコーディングのスキルを身につける」
「コーダーはコーディングのスキルをより高くする」
これが大事なポイントかと思います。
WEBデザイナー側のコーディングのスキルと言うのは、何も完全に覚えなくてOKです。ただ基礎くらいは把握しておくことが望ましいです。
基礎以上のレベルを理解出来てきたら、そもそもコーダーに依頼するということも無く自分で仕上げれるというメリットもありますし。
そして、コーダー側はスキルを伸ばすだけでなく、デザイナーの意図を理解してあげることも大切です。
「現状の配置は不可能だけど、○○の配置ならデザインも壊れずにコーディングも可能ですよ」といった発言が出来ると、デザイナー側と円滑なコミュニケーションが生まれやすいです。
スキルも大事ですけど、最終的にはお互いを思いやる心が喧嘩回避に繋がる心構えですね!
まとめ
今回はWEBデザイナーとコーダーが喧嘩になりやすい理由をご紹介しました。
フリーランスや副業で個人で活動されている方も多い業種ではあるので、ご紹介したトラブルは発生しやすいです。
その為、お互いが気持ち良く仕事ができるように、お互いを配慮し合える関係・お互いのスキルを認め合える関係になれるパートナーを見つけることが大切だと思います。
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