近年、テクノロジーの進歩によって、働き方も大きく変わってきました。
その中で注目されているのが「クラウドソーシング」という働き方です。
クラウドソーシングとは、インターネットを通じて仕事を発注することで、地域や時間などの制約を受けずに、世界中の優秀な人材を利用することができます。
そんな中、海外のクラウドソーシングサービスが注目を浴びています。
本記事では、海外クラウドソーシングサービスの特徴や利用のメリット、応募方法などについて解説します。
海外のクラウドソーシングサイトについて
Upwork（アップワーク）について
Upworkは世界で最も人気の高いクラウドソーシングサイトの1つです。
ウェブ開発、デザイン、マーケティング、ライティングの仕事を中心に、様々なジョブが提供されています。
Upworkはカスタマイズ性に優れており、ジョブタイプやプロジェクトの長さなどを調整することができます。
また、プロフィールを充実させることで、依頼主から信頼を得ることができます。
さらに、依頼主とのコミュニケーション方針の共有や作業報告書の確認方法など、プロジェクト管理にも力を入れています。
Upworkは海外のクラウドソーシングサービスの中でも、高い評価を得ています。
Fiverr（ファイバー）について
Fiverr(ファイバー)は、イスラエルを本拠地とし、簡単な仕事やタスクなど小規模案件の見つけやすさが特徴です。
自分のスキルやサービスを”Gig(ギグ)”として手軽に販売できます。
多言語対応サービスですが、現在日本語表示は非対応です。
海外のクラウドソーシングサービスの特徴
カテゴリーの豊富さ
海外のクラウドソーシングサービスは、幅広い業種や職種の業務を募集することが特徴です。
例えば、Upwork（アップワーク）では、350職種以上のカテゴリから案件を選ぶことができます。
豊富なカテゴリの中から、自分に合った案件を見つけることができるので、初心者の方でも気軽に利用することができます。
ジョブタイプやプロジェクトの長さのカスタマイズ性
クラウドソーシングのサービスによっては、ジョブタイプやプロジェクトの長さがカスタマイズできます。
さまざまなジャンルの仕事があるだけでなく、それぞれのプロジェクトに応じて時間や料金を調整することができます。
自分に合った仕事が見つかる可能性が高いです。
日本のクラウドソーシングとの違い
海外のクラウドソーシングサイトと日本のクラウドソーシングサイトを比較すると、カテゴリーやジョブタイプのカスタマイズ性が高く、依頼主とのコミュニケーション方針が共有され、作業報告書の確認方法が明確になっている点が異なります。
また、利用料金や依頼主とのやり取りの方法、仕事の種類にも違いがあるため、海外のクラウドソーシングサイトを利用する前にはしっかりと調べることが大切です。
海外のクラウドソーシングサービスを活用する際のポイント
依頼主とのコミュニケーション方針の共有
依頼主とのコミュニケーション方針の共有は、クラウドソーシングにおいて非常に重要です。
こちらが依頼主の要望や期待に沿えるように、コミュニケーションをとりながら作業を進めることが必要です。
それにより、依頼主に満足いただける成果物を提供することができます。
プロフィールの充実
プロフィールの充実は、依頼主から信頼を得るために大切な要素です。
自己紹介やスキル、過去の実績などを充実させて、自分自身をアピールすることで、クライアントから仕事を依頼されやすくなります。
国内の大手クラウドソーシングサービスのランサーズやクラウドワークスでは、プロフィールの充実に力を入れることが求められます。
海外のクラウドソーシングも同じですね。
作業報告書の確認方法
作業報告書の確認方法は、Upwork（アップワーク）では、依頼者が仕事の進捗を確認できるように、作業に対する進捗報告書を提出することが必要です。
報告書は、オプションサービスである「時間単位のワーク日誌」で提供されるため、依頼者は報告書の確認とワークの進捗状況をほぼリアルタイムで確認できます。
日本と海外のクラウドソーシングサービスの違い
利用料金の違い
海外のクラウドソーシングサービスと日本のクラウドソーシングサービスを比較すると、利用料金が異なることがあります。
海外のクラウドソーシングサービスの場合、依頼者としてサイトに登録することが必要であり、手数料がかかる場合があります。
しかしながら、依頼する仕事のレベルが高く、高品質の成果物を求める場合には、海外のクラウドソーシングサービスを利用する価値があるでしょう。
依頼主とのやり取りの違い
クウドソーシングサービスを通じて、依頼主とのやりとりに違いがあることは覚えておく必要があります。
海外のクラウドソーシングサイトでは、主に英語でのやりとりが行われます。
一方、日本のクラウドソーシングサービスは日本語でのやりとりが主流です。
また、海外のクラウドソーシングサイトでは、言い回しやビジネスマナーに違いがあることも覚えておく必要があります。
仕事の種類の違い
日本のクラウドソーシングとは異なり、海外のクラウドソーシングサイトでは多種多様な仕事に挑戦できます。
デザイン、ライティング、翻訳など様々なジャンルの案件があります。
また、単一のプロジェクトだけでなく、長期的な取り組みも可能です。
海外のクラウドソーシングサービスのデメリットについて
依頼主が日本語が不得手である場合
依頼主が日本語が不得手な場合でも、海外のクラウドソーシングサービスは利用できます。
英語が得意な人は、自分の英語力を活かして仕事を受注することもできます。
ただし、やり取りがすべて英語になるため、英語の理解力が必要になります。
仕事報告の進捗管理がすべて英語になってしまう
海外のクラウドソーシングサイトで仕事をした場合、報告書の進捗管理が全て英語になってしまうことがあるようです。
しかし、しっかりとしたプロフィールを作成し、依頼主とのコミュニケーションを取ることで、スムーズなやり取りができるようになるでしょう。
まとめ
海外のクラウドソーシングは、英語がほとんどというデメリットはありますが、国内のクラウドソーシングとは規模が違います。
特に英語圏の国の人はほぼ全てが顧客になりえるので、自分にあった仕事が高確率で見つかると思います。
ただ、その分、仕事をする側の人間も多いので、スキルをしっかり持っていかないと、受注には繋がらないでしょう。
ドル円の関係などから、同じ仕事でも日本にいながら高報酬を得られる場合も多いので、海外のクラウドソーシングはおススメです。
