今回の「れいとうこのせかい」では、深さの違う容器では凍る速さが違うのか?と、お湯と水の凍る速さの違いを比べてみました!
動画はこちらから
ムペンバ効果の証明に繋がる?お湯の方が凍るのが速い!?
実際に凍らしてみると、凍り始めるのは水の方が速い!
それはそうですよね?だって、元の水温が違うので普通の水の方が速くマイナスの水温になるのはわかります。
しかし、動画を見て見ると氷になるタイミング(完全に凍りつくタイミング)は同じ。
動画では、凍りつく時間に大きな差は無いとご紹介しました。
しかし、よく考えたら「凍り始めるのはお湯の方が遅い」
つまり、凍りついた時間が同じくらいということは、お湯の方が凍りつくのが速いということに!
これは意外ですね!まさか、お湯の方が凍りつくのが速いなんて!
そして、この件について調べてみると…
お湯の方が冷水より凍るのが速いムペンバ効果
ムペンバ効果というのがあるらしく。
現在ムペンバ効果として知られている現象は、紀元前4世紀にアリストテレスによって最初に指摘されました。アリストテレスの時代以来、多くの科学者が同じ現象に気づいてきました。この効果は、1960年代にタンザニアの男子生徒エラスト・ムペンバによって再発見されました。彼は科学の授業で、アイスクリームを冷凍庫に入れる前に加熱すると、より早く凍結すると主張しました。この発見により、この現象はムペンバ効果と呼ばれるようになりました。
引用元:Mpemba effect: Why hot water can freeze faster than cold
海外の記事をいくつか調べてみると、ムペンバ効果は常に現れるものではないらしい。そのため、このムペンバ効果に対して「嘘」という声や「疑問」を持つ方もいるようです。しかし、温かいものを凍らす方が冷たいものを凍らすよりも速く凍るというのは実際にありえる。
だって、私の動画で実際に起きているから…笑
このムペンバ効果にはまだまだ論争もあるらしいが、お湯の方が速く凍ったという事実はここにあります。
この動画はムペンバ効果の証明に繋がる結果になっているのかな?とも思っています!
容器の違いの凍る速さは?
こちらの検証については、当たり前ですが容器の深さによるものが影響するかなと。
同じ20mlの水を容器の深さが違うコップに入れたら、コップの深さが浅いもの=中の水の厚さが薄いということになります。
水の厚さが薄いということは、表面積が広がるということなので、冷気が当たる部分が増える。
そして、冷気が水底に到達するタイミングも速い。
だから、容器の深さが浅い方が速く凍るようです!
まとめ
今回の「れいとうこのせかい」で、ムペンバ効果というものが知れたのは大きな点です。
ただ冷凍庫の中の様子を見たくて始めた動画が、こうして自分の知らない知識を見つけるきっかけになるとは。
冷凍庫の中は面白いですね!
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