今回は派遣社員(アルバイト含む)に言ってはいけないことや態度をご紹介します。
あなたは発注元の社員やアルバイトの場合、無意識にでも言ってしまっている言葉や態度が、実は相手を困らせていたり・嫌な気持ちにさせていることも。
派遣社員(アルバイト)に言ってはいけないこと
まず、派遣社員(アルバイト)と発注元の社員やアルバイトは同じ仕事をしていたとしても、別の会社の人間ということを理解する必要があります。
派遣社員は発注元の会社で仕事をする場合、多くが発注元の若手社員やアルバイトの方と同じような業務内容になります。
また、発注元の企業によっては、発注元も派遣側も同じような年齢層になる場合も多く、同世代で同じ業務をするということで、別会社という意識が薄れていきます。
そのため、知らず知らずのうちに発言や態度で相手に不快な思いをさせていることも。
その例がこちらです。
給与(報酬)の話をする
お金の話は、結構注意した方が良い部分です。
理由としては2つのパターンが考えられます。
1つは、同じ業務内容なのに発注元の社員やアルバイトの方が給与(報酬)が多い場合、派遣側からしたら嫌な気持ちになってしまいます。
発注元なので、発注元側の社員が給与が多いのは当たり前と思われるかもしれませんが、同じ仕事内容なのに給与が違うというのは日本の会社の考え方で海外ではそうでないことが多いです。
雇用形態や年齢でなく、仕事内容に対して給与(報酬)は払われるべきなのです。
2つ目のパターンは、派遣側が給与が多い場合です。これも実は結構多いです。
派遣ということは発注元から派遣会社に「スタッフを派遣してほしい」と外注しているため。
外注の際に、発注元の社員やアルバイトと全く同じ給与だと派遣を請けれないことがあります。
なぜなら、派遣社員側からしたら、同じ給与ならわざわざ派遣会社を通していくのではなく、発注元の社員やアルバイトになった方が良いと思うから。
そのため派遣会社側は、実際に仕事をする派遣社員への給与は発注元の社員やアルバイトよりも高く設定していることがあります。
ただ、このパターンだと「雇用形態や年齢でなく、仕事内容に対して給与(報酬)は払われるべきなのです。」の考え方が崩れてきます。
人によっても考え方は変わってくる。
こういう事情から、給与の話をするということは、複雑な問題になる場合がある。
そのため、この話は言ってはいけないことになるのです。
もし、発注元と派遣会社側の人間で、給与(報酬)の話をしたい場合は、仕事場ではなく、プライベートの環境でお互いに信頼関係を築けている者同士でする方が良いですよ。
それでも、お金の話になると、その関係も崩れる可能性もありますが。。。
発注元の求人の話をする
例えば、派遣会社の社員やアルバイトでとても良い働きをする人間がいたからと、発注元の社員やアルバイトが自社の求人を紹介する。
これは、場合によっては引き抜き行為とみなされる場合があります。
例え、アルバイト同士や休憩中のちょっとした会話であってもです。
引き抜き行為は、損害賠償請求の対象になることもあるので、要注意です。
派遣会社の社員やアルバイト側から相談されたり、派遣会社も了承済であれば、発注元の社員やアルバイトが話すこともOKの場合もあります。
気楽な気持ちで話したことが損害賠償に繋がることもある。
そのため、これも言ってはいけないことになります。
プライベートの質問は言ってはいけない
これは、お互いの信頼関係が築けている場合は良いですが、そうでない場合はプライベートの話や質問はしない方がいいです。
なぜなら、派遣会社側の人間によっては、発注元の人間に聞かれたら答えないといけないと思っている方もいるからです。
ここで話を適当に流したら、もう仕事をもらえないかも?
そう思う派遣会社の社員やアルバイトの方もいます。その方は答えたくないことなのに、答えざるおえない。
こういう状況になっている場合もあります。
年齢もあまり聞かない方がいいと私は思います。
ありがちなのが、発注元の若手社員やアルバイトで20代の方が、見た目だけで派遣会社の方を年下と思い込んで、年齢を聞く。
実際には年上だったという時の態度が凄く困るからです。
こうした理由から、プライベートの話や質問も言ってはいけないことになると思います。
派遣社員(アルバイト)にしてはいけない態度
これは、派遣会社の方相手だけでなく、自社の社員やアルバイトに対してもそうだということが多いですが。
派遣会社の社員やアルバイトを部下や手下と思う
派遣会社の方は、発注元の仕事でも責任を伴わない業務を請け負うことが多いです。
そのため、発注元の社員やアルバイトからしたら、自分が管理者やリーダーの立場になることも。
管理者と作業者という関係になってしまい、派遣会社の方を自分の部下や手下と思い込んでしまうことがあります。
部下や手下=ため口で話していい。命令していい。と思っている方もいて、
私自身(当時30代前半)実体験で派遣で発注元にいった際に、発注元のアルバイトスタッフ(20代前半)に初対面からため口で「これやってもらっていい?」と言われました。
これは、言われた側は凄く嫌な気持ちになっています。
20代の頃は社会人経験が少ないため、あまり自覚が出来ないと思いますが要注意です。
友達になろうとする
同世代同士の場合、仕事をしながらも話が合うことは多いです。
そのため、発注元と派遣会社という立場を忘れて、友達のような感覚で話し合うようになり、そのまま友達になることも。
友達になること自体は悪いことではないのですが、上記でご紹介したような給与や求人のお話しなど、グレーな会話に繋がりやすくもなるので要注意です。
友達の信頼関係を築けていればいいですが、そうでない場合は、一気に崩壊します。
派遣会社の人間のせいにする
仕事をしているともちろんミスも起きます。
その時に発注元の人間のミスなのに、派遣会社側の人間のせいにする方がいます。
逆に派遣会社側の人間のミスの場合は、もちろん指摘は必要ですが、この場合でも最終的には発注元の人間が責任を負うことが多いです。
これは難しいところですが、ミスをする人間を派遣する派遣会社に外注したという責任がどうしてもつきまといます。
まとめ
今回は「派遣社員(アルバイト)に言ってはいけないことや態度とは?」についてご紹介しました。
上記でご紹介したこと以外にもたくさんあるとは思います。
そのため、発注元側の人間になった場合でも、派遣会社側の人間になった場合でも、意識をした方がいいのは、あくまで発注元と派遣会社という別会社の人間ということ。
これを忘れてしまっては、痛い目を見る可能性がありますよ!
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