派遣先で長く働いているうちに、つい「自分の方が仕事をわかっている」と感じることはありませんか?
しかし、その一言や行動が「でしゃばる」と思われてしまうこともあります。
今回は派遣社員(アルバイト)として働いている方向けに、発注元の企業で働く時はでしゃばるのは注意した方がいい!ということをお伝えいたします。
派遣社員(アルバイト)が発注元で、でしゃばることになる原因
- なぜ派遣社員が「でしゃばる」と言われることがあるの?
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発注元の社員やアルバイトよりも、発注元の仕事を理解しているので、経験豊富で頼られる存在になるからです。
発注元からの派遣依頼を派遣会社は請けて、派遣社員やアルバイトに発注元での仕事を指示します。
派遣の契約は数か月から1年で終わりということも多いですが、長く付き合うことになる場合も。
私が知っている発注元と派遣会社では、10年以上同じ仕事を派遣会社の社員やアルバイトに依頼しています。
こうなってくると、派遣会社の社員やアルバイトなのに、10年以上継続している方は、それなりの経験や知識が身に付きます。
発注元の社員やアルバイトよりも、発注元の仕事を理解している。
そういう人材が生まれてしまうのです。
これは発注元側からしたら、メリットとデメリットが両方生まれることになります。
発注元にとってのメリットとデメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 業務知識が豊富なため、作業効率が上がる トラブル時の対応が早い 教育コストがかからない | 派遣側が主導的になり、社内の指揮命令系統が乱れる 社員のモチベーションが下がる 人間関係に支障がでやすい |
発注元にとって、経験豊富な派遣社員は「頼もしい存在」であると同時に、「扱いづらい存在」にもなり得ます。
でしゃばる時
- どんな時に「でしゃばる」と感じられやすいの?
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発注元の社員の方が仕事を上手くこなせていない時です。
上記のような、経験値の高い派遣社員がでしゃばる時。
それは、発注元の社員の方が仕事を上手くこなせていない時です。
もちろん、発注元の社員も人間なのでミスもあるし、新人の場合もあります。
そのため、経験や知識が派遣社員やアルバイト側の方が高いという場合に、「○○はこうだから!」と指摘をすることも。
こうなってくると、発注元と派遣会社側の関係が逆転してきます。
発注元からしたら、でしゃばる派遣社員は「仕事ができる分ありがたい」と思う反面、「自社の社員に対しての態度が悪い」という評価をすることも。
その結果、その派遣社員は急に呼ばれなくなるなんてことも普通です。
わたし発注元からしたら、自社の社員を守るのが優先なのですから。


でしゃばる時は相手への配慮を忘れずに
- どうすれば「でしゃばる」と思われずに信頼されるの?
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最も大切なのは、相手への配慮を忘れないことです。
派遣社員側の人間が発注元の社員やアルバイトの方に指摘をする時は、相手の気持ちを考えて発言することを意識した方がいいですね。
例え相手が新人の年下だとしても、発注元の人間ということを意識するべきです。
まずは言葉選びを変えてみよう!!
例えば指摘したい場合は・・・
×「それ違いますよ」ではなく、
〇「こちらの方がスムーズかもしれませんね」
このように伝え方を変えるだけで印象は大きく変わりますね。
「教える」のではなく「共有する」意識を持つと、伝える言葉が「指摘」から「提案」に変わりますよ!


「扱いづらい人」にならないための教訓
私自身、派遣会社側の人間のくせに、発注元の社員やアルバイトの方にいろいろと言ってしまっていた時期がありました。
この態度や発言は、フリーランスになって、様々な企業の経営者(管理者)の方とお話ししたり、一緒に仕事をすることでダメだなと感じるようになりました。
経営者(管理者)側からしたら、顔には出さないだけで、『扱いづらい人間登録をされている』
このことに気づきました。



扱いづらい人間=仕事の発注をしたくないに繋がりますから。


まとめ
今回は派遣社員やアルバイトの方がでしゃばる時についてご紹介しました。
経験や知識が上だからといって、発注元の社員やアルバイトの方の上司や先輩になったわけではありません。
何か発言してでしゃばる時は、ご注意ください。
相手への配慮を忘れずに。










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