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「メールのCCに上司は圧」だと思う人は100人中8人だった。でも受けた側の19人は感じていた

100人に聞いた/CCに上司は圧ですか?/認めたのは8人。感じたのは19人。オフィスでノートパソコンのメールを見て眉を寄せる30代の男性会社員と、その背後に腕を組んで立つ上司の写真。

社外へのメールに、相手の上司をCCで入れる。
やるほうは「共有のため」と思っています。やられるほうは、たまに「これは圧だな」と思います。

どちらが本当なのか、100人に聞きました。
圧だと認めた人は、100人中8人しかいませんでした。でも、実際にやられた側では19人が圧を感じていました。

目次

結論。「CCに上司は圧をかける行為」だと思う人は8人だけ

「メールのCCに上司を入れるのは、圧をかける行為だと思いますか」。100人の答えです。

CCに上司を入れるのは圧をかける行為だとそう答えた人数
内容による52人
思わない40人
思う8人

「思う」は8人だけ。多数派は「内容による」で、次が「思わない」です。
言葉で聞くかぎり、CCは圧ではないことになります。

そして、半分の46人がやっている

「社外や他部署へのメールで、相手の上司をCCに入れたことがありますか」。

入れたことがある

46

ほぼ半分がやる側に回っている

入れたことがない

39

仕事でメールを使わない

15

圧だと思う人は8人。でも、やったことがある人は46人。
ここまでは「みんな悪気なくやっている」という話に見えます。

ところが、やられた側では19人が圧を感じていた

今度は受け手側です。「自分あてのメールで、自分の上司がCCに入っていたことがありますか。そのとき、どう感じましたか」。

自分の上司がCCに入っていたときそう答えた人数
何とも思わなかった41人
少し圧を感じた17人
助かった5人
責められていると感じた2人
入っていたことはない18人
仕事でメールを使わない17人

圧を感じた17人+責められていると感じた2人=19人。
実際にCCされた経験がある65人のうち29%が、何かを感じています。

「圧をかける行為だ」と答えた人

8

100人に言葉で聞いたとき

実際にCCされて圧・責めを感じた人

19

同じ100人の、実体験

圧をかける行為だと認める人は8人しかいないのに、実際に圧を受けた人は19人。倍以上です。

意見は、経験から来ていた

このズレの正体は、クロスするとすぐ分かりました。
縦が「自分がCCされたときにどう感じたか」、横が「その人が下した判定」です。

自分がCCされたときの気持ち圧だと
「思う」
「内容による」「思わない」
何とも思わなかった(41人)1人16人24人
少し圧を感じた(17人)5人11人1人
責められていると感じた(2人)1人1人0人
助かった(5人)0人1人4人
入っていたことはない(18人)1人13人4人

「圧だと思う」8人のうち6人は、自分が圧を受けた経験がある人でした。
逆に「何とも思わなかった」41人のうち、圧だと思うと答えたのはたった1人です。

つまり、この行為が圧かどうかは議論では決まっていません。受けたことがあるかどうかで決まっています。
そして受けた経験がない人のほうが多いので、多数決では「圧ではない」になります。

わざわざCCに入れているということは、その圧をこちらに分かるようにしていると思うので、あまりよく思いません。それ自体を知らせるだけならBCCにして欲しいと思います。

50代・男性・自営業(圧だと「思う」/自分では入れたことがない/されて圧を感じた)

BCCで足りるはずだ、という指摘は鋭いと思いました。
相手に見えるところに上司を置く。そこに意味があるという読み方です。

私一人には任せられないという意味合いに感じるから。

30代・女性・会社員(圧だと「思う」)

自分がしっかりしていないと思われているみたいで嫌になります。

50代・男性・会社員(「内容による」/されて圧を感じた)

若い人ほど、効いている

回答者の年代CCされた経験があるうち圧・責めを感じたその割合
20代(11人)5人3人60%
30代(37人)24人7人29%
40代(23人)16人4人25%
50代(20人)14人3人21%
60代以上(8人)5人2人40%

20代から50代へ、60% → 29% → 25% → 21%ときれいに下がります。
同じことをされても、若い人のほうが圧として受け取っています。

ただし20代はCCされた経験がある人が5人しかいません。3人か2人かで割合が20ポイント動きます。60代以上も5人です。傾向として読んでください。人数がしっかりあるのは30代(24人)と40代(16人)で、そこでも29%と25%あります。

性別では差が出ませんでした。「圧だと思う」は男性53人中5人、女性47人中3人です。

分かれ目は「最初から」か「途中から」だった

いちばん多かった「内容による」52人の理由を読んでいくと、同じ線がくり返し出てきました。

最初からではなく、やりとりの途中から上司を入れた場合、圧をかける行為である場合が多いと感じるため。

40代・男性・会社員(「内容による」)

これが、この調査でいちばん使える発見でした。
最初から入っているCCは、誰も気にしていません。気になるのは、途中から増えたときです。

同じことを、別の言い方で書いている人もいました。

自分の対応や発言が、一担当者間のレベルではなく、チームやグループ間のレベルに引き上げられるように感じるから圧だと思うのかも。ただし、証拠として残しておくような定型業務のやりとりで上司がCCに入ることはよくあることなのでなんとも思わない。

40代・女性・自営業(「内容による」)

会社では決まったルールのため、最初からそのようでした。特に何も思いません。

30代・女性・会社員(「内容による」)

ルールで最初から全部入れている会社では、そもそも問題になっていません。
圧になるのは「いつもは入れないのに、今日は入っている」ときです。

やる側は「圧を借りる」と言っていた

ここが、この調査でいちばん驚いたところです。
やったことがある人のほうが、「圧だ」と認める率が高いのです。

自分が相手の上司をCCに入れたことは圧だと「思う」その割合
ある(46人)6人13%
ない(39人)2人5%

やる人のほうが2倍以上、「これは圧だ」と分かっている。
そして、はっきりそう書いた人がいました。

期限が迫っていて催促が必要であれば「圧」を借りることもある。

40代・男性・会社員(「内容による」/自分で入れたことがある)

そりゃあ、手前の組織にも十分伝わっていて、了承しているよな?と言ってるようなもんですからね……しかしトラブル防止になる側面もあるので、そうしなければならない場面というのはあります。

30代・男性・自営業(圧だと「思う」/自分で入れたことがある)

情報共有の名を借りた告げ口に類する行為とも受け取れる

50代・男性・会社員(「内容による」/自分で入れたことがある)

「共有のため」ではありませんでした。分かってやっている人が、一定数います。

ただ、こう書いた人もいます。

CCに上司を入れることで圧をかける人はいるが、上司が内容を細かくチェックしていないことが多く、圧としてはそれほど機能していないと思う。

30代・女性・会社員(「内容による」)

逆に「CCに上司を入れない人が苦手」という人もいた

「思わない」40人の中に、真逆の立場がありました。

互いの上長を入れることが、自分の身を守るための行為だと考えているため、積極的に入れたい。CCに上長を入れない方は、クライアントであっても、少し苦手です。

30代・女性・会社員(「思わない」/されて助かった)

CCは圧ではなく保険だ、という読み方です。実際「助かった」と答えた人が5人いて、そのうち4人が「圧だとは思わない」と答えています。

報告する手間が省けるのと、ミスがあった時の責任の所在の一部は上司にも出てくるため、ccに上司が入っているのは助かります。少し感情的に説教やクレームといった内容の場合は、圧をかける行為に当たるように思います。

40代・男性・自営業(「内容による」/されて助かった)

そして「思わない」派には、そもそも話が通じていない人もいます。

圧をかける行為だとは思いませんし、そもそも、どうして圧をかける行為になるのかがよくわかりません。メールのCCに上司が入っているのは、業務上、必要だからであって、それ以上の理由はないように思います。

40代・女性・パート・アルバイト(「思わない」/されて何とも思わなかった)

この方は、CCされて何とも思わなかった41人のひとりです。
感じたことがなければ、分からない。それが正直なところだと思います。

「スタンプだけの返信」とは、逆の形だった

同じ100人に、上司にスタンプだけで返すのは失礼かも聞いています。
そちらは、やる人ほど許していました(よくやる14人に「なし」は0人)。

CCは反対でした。やる人ほど「圧だ」と認めています。

  • スタンプ:やらない人が禁じている。=やったことがないから怖い
  • CC:やる人が「圧だ」と言う。=やっているから、効果を知っている

マナーとして語られている点は同じでも、中身は正反対です。
スタンプは想像で禁じられていて、CCは分かっていて使われている。

では、どうすればいいか

この100人の答えから言えることは、3つです。

最初から入れるなら、気にしなくていい。ルールで全部入れている会社では、誰も問題にしていません。定型のやりとりも同じです。

途中から足すときだけ、意味が変わる。ここがいちばん多く指摘された線でした。足すなら、本文でひとこと理由を書くだけで印象が変わります。

知らせるだけならBCCがある。相手に見えるところに上司を置くかどうかは、選べます。選べるのに見せている、と受け取られるのが「圧」の正体でした。

調査の概要と、正直な限界

調査時期:2026年9月/対象:日本在住の100人(男性53・女性47、年齢の中央値41歳)/職業:会社員・公務員61、自営業・フリーランス25、パート・アルバイト10、無職・専業主婦(主夫)4/方法:クラウドソーシングでの選択式+自由記述。生成AIを使った回答は禁止として募集

  • 100人は日本の代表ではありません。クラウドソーシングに登録している人に偏っていて、自営業・フリーランスが25人と多めです
  • 「圧だと思う」8人という数字は小さいので、ここだけを取り出して一般化はできません
  • 年代別はさらに母数が小さい(20代でCCされた経験があるのは5人)。傾向として読んでください
  • 自由記述で明らかに手を抜いた回答が1人(この設問で「使ってない」の繰り返し)ありました。その1人はこの記事の自由記述の集計から外しています(選択肢の集計には含めています)

まとめ

  • 「CCに上司は圧をかける行為だ」と答えたのは100人中8人。多数派は「内容による」52人
  • でも半分の46人がやったことがある
  • そして実際にやられて圧・責めを感じたのは19人。認める人の倍以上
  • その8人のうち6人は、自分が圧を受けた経験がある人。意見は議論ではなく経験から来ていた
  • 若い人ほど効いている(20代60%→50代21%)
  • 分かれ目は内容よりも「最初から」か「途中から」
  • やる人のほうが「圧だ」と認める率が高い(13%対5%)。「圧を借りる」と書いた人もいた

CCに上司を入れるのは、悪気なくやっている人が多数です。
ただ、受け取る側の3割は何かを感じていて、送る側の1割はそれを分かって使っている。

「共有のためです」で通っている行為の中に、それだけの幅があります。
途中から足すときだけ、ひとこと添える。それで十分だと思います。

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サイト運営者のカツです。
私は2017年9月からフリーランスとして活動しています。
主に、Webサイト制作やデザインのお仕事などを行っています。
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