【感想】 木下大サーカスって面白い?動物福祉の観点からも考えてみる

リアルな感想をお届け!木下大サーカスって面白い?

今回は世界にも浸透しているトップクラスのサーカス、「木下大サーカス」について実際に行ってみた感想をご紹介していきます!

エンターテインメントの観点と動物福祉の観点の両方から見ていきたいと思います!※私個人の意見になります。

Youtubeで当記事の要約ショート動画が見れます!

動画引用元:Youtube カツチャンネル 動画音声作成:Voice By ondoku3.com
目次

木下大サーカスに行ってみた

2024年2月24日(土)~5月27日(月)に、大阪市・城東区森之宮特設会場で木下大サーカスが行われております!

私は2024年のゴールデンウィーク(GW)の幕開けの4/28(日) 15:50の公演に行ってみました!

画像撮影者:カツ

木下大サーカスは約3ヶ月くらいで都市を変えて、公演を行っています。そのため、自分の住んでいる地域で観たい場合は、この期間を逃すと次は数年後?になってしまいます。

こちらがこれまでの公演場所の歴史です。

駐輪場はあるの?

公演会場によって変わるかもしれませんが、大阪公演はありました!バイクを止めれる場所もありましたよ!

画像撮影者:カツ

電車や車で来ている人が多いですが、自転車で行ける距離の方は自転車もおススメです!こういうエンタメ系のイベントの嫌なところは帰りが混むところ。同時にみんな出ていくから。歩道も歩いている人で一杯になります。

トイレや物販はあるの?

会場はトイレや物販・飲食カートが設置されています!※公演中の飲食はOKです。

チケットを持っていなくても、会場外にもトイレや物販・飲食カートはあるので、お土産だけ買いに行くといったこともできます!

画像撮影者:カツ

トイレは仮設ではありますが、たまにある全然掃除されていない公園のトイレのような汚さは無かったです。まあ、その日の使う人の使い方によるとは思いますが…

画像撮影者:カツ
画像撮影者:カツ

飲食物はよくあるペットボトル各種(例えば、いろはすやアクエリアスなど)も売ってます。が、ここはお祭り価格というのでしょうか。コンビニよりもちょっと高め。自販機もありましたが、ちょっと高め。

木下大サーカスを観た感想

※木下大サーカスはフィナーレの時以外は撮影禁止です!
そのため、当記事もフィナーレ以外は写真無しでご紹介していきます。

会場内に入ると、テントの中なので結構密集はします。4月ということもあるし、空調の効いていたのかな?密集はしていたけど、暑苦しい感じはしなかったですね!

席はどこがいい?

座席は指定席と・自由席に別れていて、自由席は早い者勝ち。もし満席になってしまった場合は、最悪入場できないことも!

座席表は公式サイトで確認ができます。

私は、せっかくなので指定席の「ロイヤルブルー」を購入してそこで観ることにしました!(当日会場で指定席を購入。GW中の日曜だったけど開演の20分前でもまだ数席空いてました)

円の中央で実技が行われるので、どこで観ても楽しめるのは楽しめると思います!

しかし、演者の表情や身体は正面を向くことが多いので、しっかりと演者を観たい場合は正面席が断然おススメ!

だから指定席がいいですよ!それか、リング席。リング席は近すぎるから、演者の汗や呼吸も感じれて緊張感がより伝わります。

こちらはフィナーレの様子です。※演者個人を特定されないように、顔がわかる演者にはモザイクをかけています。

画像撮影者:カツ

演者のすぐ前にいるお客様がリング席の人達です!

面白いの?

サーカスは鍛え上げられた人の超人パフォーマンスだと思っていて、実際に見てみると、その凄さに圧倒されるでしょう!

子供が楽しめるのはもちろんです!そして、大人も楽しめます!特に大人の場合、これまでの人生で「運動」という面でいろいろ自分で経験しているから、サーカスの演者の動きや実技の凄さをより実感することになるでしょう!

「首折れるのでは?」「いや、そこにいたらスタッフ絶対危険だろ!」「あ~失敗したら観客席に飛び込むな」などのヒヤッとする感情が多々起こります。

そして、そのヒヤッがウォー!に変わっていく。

これぞ、エンターテインメント!って感じで、超絶面白いです!

公演時間は、約2時間10分(休憩20分)です。一部と二部に分かれているのですが、映画の2時間よりもあっという間に過ぎるくらいに、最初っからずっと面白いです!

エンターテインメント好きの方、特に舞台(演劇やダンス)が好きな方は絶対にハマるコンテンツだと思います!

嫌なところはあった?

個人的に不快に感じたのは座席。テントで仮設なのでしょうがないのですが、振動が伝わる。

何の振動かと言うと、お客様の手拍子やリアクションの際に起こる動きによる振動です。

私の隣の方が大柄の方だったため、リズムよく手拍子をするだけで椅子が揺れる揺れる。その方はノリにのっているのでやめろとは言えず笑

この揺れがもしかしたら酔う人いるのでは?と思うくらい揺れたので、これが嫌でしたね!

あとはお客様のマナーの問題ですが、フィナーレ以外撮影禁止なのに、撮影している人。イラッてきます。こういうの守れないのはだいたい大人。(会場スタッフも何人かモニターしているので、気付いたら注意しにきてはくれます)

演者の方やサーカスの内容的には嫌なところは全然無かったですね!

様々な観点からサーカスを考えてみる

最後にちょっと視点を変えて、私個人のサーカスに対する想いをつづります。

エンターテインメントの観点から考える

エンターテインメントとしてサーカスを観ると、個人的にはエンターテインメントの頂点クラスのコンテンツだと思います。

私はこれまで、テーマパークのショー、大規模なファッションショー、大型ライブフェス、舞台、コンサートなど様々なエンターテインメントを見てきたし、仕事としても携わってきました。

その中でも舞台、特に舞台演劇が好きな私。

舞台演劇が好きな理由は、生で役者の演技なので、毎回一挙手一投足がその日その時限りのもの。

私は人間である限り、全く同じ動きをすることは不可能だと思っていて…

同じような動きはできても、手・足・腰・顔全てが全く同じ動き、髪の毛1本1本も全く同じ動き、衣装のシワやはためき方も全く同じ動きなんてことは絶対にできない。

これが生の良いところだと思っています。

そこに、一歩間違えると命を落とすことになるかもしれない極限状態のパフォーマンスが加わるのがサーカス。

だからこそ、私の中ではサーカスはエンターテインメントの中では頂点クラスに素晴らしいコンテンツだと思いました。

※下記もフィナーレの様子の写真です。演者個人を特定されないように、顔にモザイクをかけています。

画像撮影者:カツ

動物福祉の観点から考える

動物福祉は動物のショーを演目に含んでいるサーカスには切っても切れない問題でしょう。

近年、動物福祉の考え方もどんどん進んでいき、多くの方に浸透もしていってます。

そのため、動物に見せものとして実技を仕込むのはどうか?という問題があります。

事実アメリカで有名だったサーカス「リングリング・ブラザーズ・アンド・バーナム・アンド・ベイリー・サーカス」は動物福祉の観点からサーカスを廃業しました。

リングリング・ブラザーズは、動物の扱いに関して動物愛護団体や規制機関から度重なる批判を受け、2016年にサーカスゾウたちを引退させた。そして翌17年の公演を最後に100年以上の歴史に幕を下ろした。

文章引用元:CNN 米国の元サーカスゾウ、引退後は広々した保護区で余生送る

サーカスは移動型のものなので、滞在している会場で動物たちは飼育されて、また次の公演会場へ移動といったことを繰り返していきます。

人間と同様に動物たちにも負荷のかかる実技を仕込むこともあり、こうした面が動物虐待にあたるのでは?と声を上げる方もいます。

私個人としては、この問題は非常に難しい点だと思っていて。どちらにも言い分があるから。

ただ、木下大サーカスは動物福祉のことを完全に無視しているわけではなく、こうした取り組みも会場内に紹介していました。

画像撮影者:カツ

木下大サーカスの公式サイトにも動物福祉についての考え方が載っています!

こうした取り組みや考え方を持っていることすら知らずに、ただ単に「サーカスに動物はダメだ!」と批判する人こそダメだと私は思います。
どんなことでも、相手を批判する時・意見を言う時は、相手のことも理解する配慮は必要だと私は思います。

その人の立場やこれまでの経験を元にした考え方によって、人の意見は対立します。

たぶん、万人受けするものは無いんだろうなとも思います。

そのため、この問題は難しいのです。

正直、木下大サーカスレベルであれば、動物のショーを行わなず、人だけの演目でも十分に集客獲得・顧客満足を果たせるのではと思っています。

動物のショーを行わないことで、これまた「なんでやめたんだ!面白くなくなった!」という批判をする人も一定数現れるでしょう。

しかし、時代の流れをみると、しっかりと考えていかないといけない問題なのだとは思います。

まとめ

今回は木下大サーカスに行ってみた感想をご紹介しました。

エンターテインメントとしては最高峰のパフォーマンスが観れるので、お金を払う価値はあります!

何回行っても、あの緊張感は変わらないでしょう!

お住まいの地域の近くに木下大サーカスが来た際は、一度は行ってみてくださいね!

  • URLをコピーしました!

当記事に対してのコメントをご記載くださいませ!

コメントする

この記事を書いた人

カツのアバター

カツ

サイト運営者のカツです。私は2017年9月からフリーランスとして活動しています。主に、Webサイト制作やデザインのお仕事などを行っています。

目次