今回は「将来の夢が決まらない」というのをテーマにご紹介します!
私自身は中学生の頃にある程度、夢(やりたいこと)が決まって、高校・大学と過ごしてきました。
ただ、私の周りには大学生になっても夢(やりたいこと)が見つからないって方も結構多かったです。
令和の今の時代で価値観は多様化したとはいえ、「夢(やりたいこと)が決まらない」という悩みを持つ、大学生・高校生も多いとは思います。
今回は、そういう方向けに社会人の方々にインタビューを実施しました!
アンケート内訳 ※年齢は2024年2月時点
合計:53人 男性:30人 女性:23人
20代:男性:6人 女性:3人
30代:男性:7人 女性:8人
40代:男性:5人 女性:9人
50代:男性:6人 女性:2人
60代:男性:5人 女性:1人
70代以上:男性:1人 女性:0人
Youtubeで当記事の要約ショート動画が見れます!
高校生・大学生の頃の夢(やりたい)の仕事は何ですか?
インタビューをした方はどういった仕事に就きたかったのでしょうか?(特に大学4回生時点、来年からは社会人だ!って時のお答えになっています)
この問いにお答えいただいた職業を箇条書きでご紹介します。
Webデザイナー、シナリオライター、コンサートの舞台監督、システムエンジニア(SE)、ジュエリーデザイナー、トラックドライバー、パティシエ、バンドマン、フリーライター、バスケットのプロスポーツ選手、リフォーム業の施工管理、花屋、脚本家、空港地上職、建築家、公務員、社会福祉士、声優、美容師、通訳、弁護士、保育士、漫画家、薬剤師
様々な職業がありますね!こうして見ると、本当に人それぞれ、やりたいことって違うんだなって思いますね。
そして、この問いに対して「決まっていなかった」とお答えされた方の人数は、12人
だいたい5人に1人は大学4回生の時点ではやりたいことが決まっていなかったということに….
なぜそれをやりたいと思った?やりたいことは叶った?
では、やりたいことが決まっていた人・決まっていなかった人が社会人になってどうなったかをインタビューを元に見ていきましょう!
やりたいことが決まっていた方々
CASE1:20代男性(ウェブデザイナー)
CASE2:20代女性(声優)
CASE3:20代男性(リフォーム業の施工管理)
CASE4:20代女性(保育士)
CASE5:30代男性(システムエンジニア(SE))
CASE6:30代女性(パティシエ)
CASE7:30代女性(公務員)
CASE8:30代女性(社会福祉士)
CASE9:30代女性(薬剤師)
CASE10:30代女性(漫画家)
現在、高校生・大学生向けに年齢が近い20代・30代の方の意見をメインにご紹介させていただきました。
やりたい仕事に就けなかった(叶わなかった)方もいれば、一度は就いたけど結局は辞めてしまった方が結構多いように感じます。
実際、私自身も夢(やりたい)の仕事に新卒で就職しましたが、結局3年で辞めてしまいました。私の場合はやりたい仕事がさらに見つかって、その職場では出来なかったからです。
やりたいことが決まっていない方々
では、やりたいことが決まっていない方々はどのような社会人になったのでしょうか。
CASE1:20代男性
CASE2:20代男性
CASE3:30代男性
CASE4:40代女性
学生の頃までにやりたいことが見つからなかった方は社会人になっても見つかっていないことも結構あるようです。
ただ中には、やりたいことが何も決まっていなかったからこそ、今後の未来を考えて「IT」や「マーケティング」業界の仕事に何となく就いて、今はやりがいを感じているという方も。
志望企業を模索する中で、当時将来的に成長が望まれそうなIT関係企業への方向性を定めることができた(男性60代)
最初の就職から2年後に「マーケテイング」の会社に就職し、この仕事がやりたい仕事で現在も続いています。これからはマーケテイングの時代だと思ったからです。(男性50代)
上記の意見をくださった方は現在50代以上のお2人。学生当時が30年前くらいと考えると、1990年代。
その頃はPCが普及し始めた時代でもあると思うので、その頃からIT業界やマーケティング業界に目を付けていたのは良い目を持っていたのですね!
やりたいことは焦って見つけなくてもいい?
上記でご紹介したのはインタビューの一部の内容にはなりますが、大学4年生までで夢(やりたいこと)が決まっている方も、決まっていなかった方も、結局社会人になってからは夢が叶わなかったり・変わったり・逆に出来たりしているようです。
人間だもの笑
社会人になると、これまで出会っていなかった多くの世代の方の様々な方に出会います。
同じ日本だとしても、地域や育ってきた環境で価値観はそれぞれ。
そこで新しい価値観や世界観を知り「夢(やりたいこと)が変わる」ってことは結構あります。
そのため、やりたいことは焦って見つけなくてもいいのでは?と思います。
ただ、全く何も考えずに適当な仕事を選ぶというよりは、前述したとおり、これからの将来活躍しそうな仕事にとりあえず就いておく!ってのがいいのかも?
社会人の先輩が学生の頃の自分に何か言うなら?
最後に、今回インタビューした方に「学生の頃までの自分に何か言うなら?」というのを教えてもらいました。
※()内の職業は学生の頃にやりたかった仕事
現在20代の皆様から学生の頃の自分へ
やりたいことがあればその目標に向かって着実に歩を進めてほしい(男性20代:ウェブデザイナー)
コンサートは見る方が楽しい。好きだけで続けるには限界がある。(男性20代:コンサートの舞台監督)
やりたいことがあるなら他のことは後回しにしてもいい、睡眠の時間を削ってでもやるべき。眠たいし、しんどいかもしれないけどそれを乗り越えた先の楽しさがその苦しさを超えてくれる。私はその楽しさを知るには遅すぎた。早めにやるに越したことはない(男性20代:バンドマン)
学生の内に色々な勉強をして、一つの仕事に拘らず他の職業でも食べていけるように、勉強して下さい。(男性20代:リフォーム業の施工管理)
まずは年齢的に取り返しのつかなくなるもの、門が閉まってくるものからやるべきだ。(男性20代:決まっていなかった)
何か自分の特徴を整理するべきだったかなと思いますかね。それだと何か見えたかもしれません(男性20代:決まっていなかった)
無理をしすぎないで良かったのに!頑張りすぎなくらい頑張っていたと思います。今も建築を学んだことは良かったと思ってるから安心してね。なによりも楽しく生きるのが大切だよ!!(女性20代:建築家)
自分の好きな事、やりたい事へチャレンジするのは良い事だけれど、やりたいだけならいつまでチャレンジするか期限を決めた方がいい。そして他の道でも生きていけるよう、一般常識的な知識にも目を向けて教養を深めることをオススメしたいです。(女性20代:声優)
貯金をして自分で学校行けるぐらいの金額を貯金しとく事。また、その前にピアノを習っておくと良いです。(女性20代:保育士)
現在30代の皆様から学生の頃の自分へ
井の中の蛙であることを知ってほしい。でも、夢を追い続けるその道は、そのまま突き進んで欲しい。後のことは、未来の自分が何とかする。(男性30代:ゲームのシナリオライター)
「時代や環境によって柔軟に方向転換する」という姿勢は自分には不得意なことですが、上手に世の中を生きていくにも必要な能力だと思います。自分が潰れないためにもそれは大事に、心に留めるようにしましょう。(男性30代:システムエンジニア(SE))
就職活動の際には業種にこだわりを持ちすぎていたが、多角的に業界を見つめるべき(男性30代:音楽関係の仕事)
若くて勢いと時間のあるうちに、夢に向けた勉強やアウトプットをしておくべきだった。時間は有限だ。(男性30代:脚本家)
飽きっぽい性格を変える事は出来ないから、その場その場でやりたい事をやっていればいいよという感じです。よほどの事が無い限り死にはしないので…(男性30代:決まっていなかった)
色々な可能性があるので、さまざまな職場に触れあってみることが大事。(男性30代:建築士)
自分が本気でやってみたいと思うことをもっとしっかり調べて洗い出す。その上で数年働いて知識やスキルを身につける。独立+失敗に恐れず挑戦する行動力!です。(男性30代:何でも良いから社長)
好きなことややりたいと思う、その気持ちを大事にしてほしいなと思います。(女性30代:パティシエ)
やりたいことは自分でとことん調べてやってみる方が良いです。人生一度きりしかないので。(女性30代:海外に携わる仕事)
だめでもともと、学生のうちに勉強だけでもして試験を受けるだけ受けていればよかったと言いたいです。(女性30代:公務員)
世の中にはたくさんの仕事があるので自分に向いている職業は何かしっかりと考えること。大学でもっと勉強したほうがいい。(女性30代:社会福祉士)
「13歳のハローワーク」を読んで、世の中にはたくさん選択肢があるということ、そして、勉強を頑張れば頑張る程その選択肢が広がるということを知ってほしい。(女性30代:通訳)
夢や目標は思い描いていた形では叶わないかもしれない。けれど思い続けていれば違う形で叶っていることがある(女性30代:小説家)
やりたいと思ったことは、何があってもやってみる。結果はどうであれ、やらなかった後悔はえげつない。10年以上前のことなのにいまだに後悔している。人の意見も大切だが、自分の人生なんだから自分で決めるといい。思い切ってやって無理なら実家に帰ればいい。やらない後悔はきっと死ぬまで続く。(女性30代:漫画家)
もっと勉強頑張って近所の国立に行っておけば学費が浮いたのに…。(女性30代:薬剤師)
現在40代の皆様から学生の頃の自分へ
学生時代に,大型免許も取得するべきだったと思っています。今でもトラックを見ると憧れるようなことがあります。(男性40代:トラックドライバー)
まず上京しろ。話はそれからだ。今の時代に学生だったら定期的にyoutubeに投稿しろ。(男性40代:バンドマン)
1年でも良いのでオファーがあれば乗るべきだったかなと思います。(男性40代:バスケットボールのプロスポーツ選手)
20代、30代はいくらでもやり直しがきくのでそのまま好きなことをやればいいと思う。たぶん40代でもやり直しは聞くと思います。(男性40代:ミュージシャン)
他人がどう言おうとも、自分ができる最大限の努力をすること。そして努力をしていると思っている時は”努力をしている自分に酔っている”だけと知ること。本気で努力している人は努力していることになんか気づかない。努力を努力なんて思っていない。まだまだ集中力が足りていない。(男性40代:ロックスター)
オリジナル絵をもっと描いてください。早めに海外留学したり、素敵なアートを見て、デザインの情報を入手してください。(女性40代:デザイナーの仕事)
ひとつの夢に固執せずに自分の興味のあることは何でもやってみるといいと思う。自分の気持ちを大切に。(女性40代:テレビや雑誌などメディアに出る仕事)
結果、接客業より事務作業のほうが合っていたので事務方で良かったかなと思っています。(女性40代:花屋)
努力すれば実るけれど、仕事自体は面白くて楽しいが、お給料も少なく、大変な仕事だったので、現実的に考えるとあまりおすすめはできない。(女性40代:空港地上職)
もっと積極的に就活して担当者の話を聞いてみよう、と言いたいです。担当者との接触さえ恐れていたので、様々な仕事への知識が不足だったと感じています。(女性40代:決まっていなかった)
「決めるのは親じゃない。自分でしたいと思うことを新しく見つけなさい」と言いたいです。(女性40代:声優)
夢の為に頑張るのは大事な事ですが、立ち止まって多方面に目を向けてみるのも良いかと思います。(女性40代:税理士)
高校生の時に県外の美容室に就職したかったのですが親の反対にあい、就職活動ができませんでした。だから、県内でもいいからチャレンジして!って言いたいです。たぶん難しくて肌も荒れるし、きっと挫折したと思うけどいろんなことを経験することは大事だと思うので挫折してもいいからチャレンジだけしてほしいです。(女性40代:美容師)
もっと本を読んで語彙を磨き、文章をたくさん書いて書ける文章を増やすこと、あとローマ字入力のタイピング速度と精度はもっと上げた方がいいと思う(女性40代:文章や絵を描く仕事)
現在50・60代・70代以上の皆様から学生の頃の自分へ
やりたいと思ったならば、実現への方法をきちんと調べること。もっと早く実行すれば良かったと思う。(男性50代:フリーライター)
小さい頃から自分が本当になりたいものを良く良く調べるべきだと伝えたいです。(男性50代:決まっていなかった)
自分がやりたい職業を見つけるのは難しいが、それを真剣に考えないと成功は見込めません。何回も転職するのは良くありません。最初の仕事に就いて向かない、将来性がないと感じたらその会社を辞めて、次の就職先を探す前に次のことをしてください。自分の将来を真剣に考え、やりたい仕事は何なのか。半年くらい考え続けると見えてきます。(男性50代:決まっていなかった)
もっと真剣に将来の自分を想像していろんな事にチャレンジしてほしい。失敗出来るのは若いうち。その失敗が自分のプラスになる。(男性50代:決まっていなかった)
無理だと思ったら速やかに諦めて、自分の身の丈に合った人生を送るべき。そうしないと、無駄な時間とお金を費やすことになる。(男性50代:弁護士)
収入が不十分で、転職をしたんですが、デザインをもっと勉強して、スキルアップをしていれば、独立してジュエリーデザイナーになれたと思います。(男性60代:ジュエリーデザイナー)
私の場合は直前からの検討だったので、検討の準備期間は十分確保したほうがようとアドバイスしたいと思う。(男性60代:決まっていなかった)
今はやりたいことが何も見つかっていないと思うが、何でもチャンスがあれば経験して、そうすればやりたいことも必ず見つかるはずだと言いたいと思います。(男性60代:決まっていなかった)
自分から積極的にいろいろなことを経験することが足りなかったと思う。この経験値が自分の視野を広げてくれる。そうすれば自分の進む道を考える際も判断の助けになるはずである。そして、努力しないでできるほど仕事は甘くない。(男性60代:弁護士)
何事も諦めず、真剣に一生懸命やればいいことが、目的としてやりたいことが、できる確率は高まる(男性60代:有機化学エンジニア)
学校の友人や先輩を大事にしてアドバイスや紹介を受ける様にこころかける事も大事です(男性70代以上:決まってなかった)
就職活動をする段階ではなく、もっと早いうちから将来のことを具体的に考えて、なりたいこと・やりたい仕事のために情報を収集したり、勉強しなさい。(女性50代:決まっていなかった)
自分の人生なんだから、親の希望よりも自分の希望を優先しなさい。(女性50代:薬剤師)
こうなりたいという「夢」の部分は、「仕事」のみで叶うものではないです。別の仕事をしながらでも常に頭の隅に持ち続けていて欲しいです。(女性50代:漫画家)
結構、感動する内容もあったので多めにご紹介しました笑
年齢が上がるほど社会人経験も増えるためか、学生当時の自分に対する意見も深めのものがありますね!
ただ多くの意見としてあるのが、「もっと勉強したほうがいい」「若いうちにいろいろ挑戦しろ」「現実は甘くない」「努力はみんなしている」などなど。
これは、現在34歳の私も高校生・大学生の頃から大人世代にたくさん言われてきました。
しかし、実感湧かないんですよね!実際!
けど、社会人として生きてきて34歳になった今ならわかります。きっと、多くの人がそういうものなんだと思います。
この記事を読んでいる、高校生・大学生世代にどこまで届くかはわかりませんが、1人でも何か変わってくれたらいいなって思います。
まとめ
今回は高校生・大学生向けの記事を書きましたが、夢って何歳になっても見てもいいと思います!
インタビューの答えに書いている人もいましたが、30代・40代でもやり直しはきくと私も思っています!
私自身、Webサイト制作の勉強を始めたのは30歳(2019年)から。そして、5年目の今、その仕事でフリーランスで生きれてます!
別に50代・60代・70代だろうが関係ない。ようはどれだけやる気があるかです!
ただ、やっぱり10代・20代の方が体力はある、脳は覚えは早いというのも事実。これは動物である以上老化という機能低下はあるから。
だからこそ!若い時にやりたいことはたくさんしておいてください!夢じゃなくてもいいんです!ちょっと興味ある。それくらいの感じでもいいから、たくさんしておいてください!
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