今回は個人事業主・フリーランスとして活動していく方向けに開業届についてご紹介します。
個人事業主の開業届って何?
開業届とは、個人事業主が事業を始めた際に税務署に提出する書類です。
正式名称は「個人事業の開業・廃業等届出書」といいます。
個人事業主が事業所の場所や事業内容を届け出ることで、税務上の届け出が完了します。
罰則はありませんが、届出が遅れると、罰金や延滞税の支払いが必要になる場合もあります。
個人事業主にとっては、開業届の届出によって法的な手続きが完了し、事業を安心して開始することができます。
開業届の提出期限は事業の開始日から1ヶ月以内です。忘れずに提出しましょう。

個人事業主の開業届を出さない時のデメリットは?
個人事業主になる際、開業届を提出することが義務ではありますが、出さなくても罰則はありません。
それでも、開業届を出さないことにはデメリットがあります。
例えば、青色申告ができないことが挙げられます。
青色申告は、複式簿記と呼ばれる方法で確定申告を行うことで、最大65万円の節税ができます。
また、赤字を繰り越すこともでき、失業給付も受けられます。
しかし、開業届を提出しない場合、これらのメリットを受けられない可能性があるので注意が必要です。
開業届の提出については、最初は不安かもしれませんが、手続きやルールを調べれば簡単にできます。
私自身も個人事業主になった月にすぐに税務署に行って開業届を出したのですが、その時は他にお客様もいなくて、15分ほどで提出が完了しました。
そういえば、2020年のコロナによる給付金関連も開業届を出しているかどうかをチェック項目になっていましたね。
この時に開業届を出していなかった多くの方が焦って税務署に行っていたので、開業届の提出だけで数時間かかったという声も聞きました。
いつ何があるかわからないですし、義務なので、開業届は出しましょう。
開業届を出すのが面倒くさい人へ
義務なので必ず開業届を出した方がいいのですが、税務署までの距離が遠い!
初めて個人事業主で活動していくので必要な資料がわからない!
そういった方も多いと思います。
税務署に行けば開業届の書き方くらいは教えてもらえるかと思いますが、税務署の職員も多忙な為、結構な待ち時間が発生することも。
また、教えることが仕事というわけでもないので、職員の方によっては丁寧な対応を受けれないこともあります。
そういう方は、「開業支援サービス」を受けることをおススメします。
私自身は開業届を出したのは6年前なので、その頃はあまりサービスが無く自力で手続きをしたのですが、今は「開業支援サービス」を行っているところがあります。
例えば、私が確定申告の為の売上や経費の計算で使用している「マネーフォワード クラウド」。
6年間毎年、このマネーフォワード クラウドで計算をして確定申告をしているのですが、税務署に指摘されたことは一回もなく、スムーズに使えてます。
このマネーフォワード クラウドも開業支援サービスを今は行っています。
マネーフォワード クラウドの開業届なら、自宅のパソコンで作業ができるのが嬉しいポイント!
スムーズにいけば、5分ほどで書類作成が完了します。
個人事業主として活動が初めてで、周りに相談できる方がいない方にも安心の、メール・チャットでサポート付きです。
マネーフォワード クラウドに会員登録する手間はありますが、会員登録自体は無料ですし、開業届の書類作成も無料で利用可能ですよ!
個人事業主は本業以外の事務作業(特に売上・経費の計算)が、かなり時間と精神の負担になってきます。
その辺りもマネーフォワードのサービスを利用することで連携やサポートが充実しているので、負担軽減に繋がります。
マネーフォワード クラウド開業届は無料で利用可能ですが、マネーフォワードクラウド確定申告は機能を思う存分に使おうと思うと無料ではありません。
その為、マネーフォワード クラウド開業届を利用した後にマネーフォワードクラウド確定申告を利用しようと考えている方向けに、マネーフォワードクラウド 確定申告のご紹介もいたします。
マネーフォワード クラウド確定申告のメリットとデメリット
マネーフォワード クラウド確定申告を実際に使用している方にメリットとデメリットをお伺いしました。
メリット

同社の家計簿アプリと連携を取れるのでラクチンです。



個人の(仕事以外の)家計管理にもマネーフォワードを使っており、それと連携が出来て便利な点。



詳細がでるわけではないが一日一回10分作業しておけば確定申告に困ることはない位まではいける。



証券会社やふるさと納税など連携により手入力が省略出来る



手作業でのミスが少なく、正確な申告ができる。



スマホにアプリをダウンロードすれば、スマホ上で確定申告書などを作成できるメリットがあります。



無料版があり、確定申告書や青色申告決算書が作成できる。



クラウドソーシングサービスでの取引履歴や銀行残高を自動で取り込める。仕訳を入力すれば簡単に確定申告関連のデータを出力できる
デメリット



初回から料金がかかるので、初年度無料のソフトが使用したかったです。



他のソフトと比較したことがないので何とも言えないが、簿記の知識がある程度ないと使うのが難しいかもしれない点。



手間は省けるが有料であるため、経費がかさむ



個人情報を登録するので情報漏洩などのリスクがある。



確定申告が必要ない月や期間でも利用料金が月額で課金されるところは、デメリットであると感じます。



無料版だと仕訳が50件までしかできないこと。



読み取り機能が弱すぎる。
ヘルプ・マニュアルが分かりにくい。



簿記の知識が無いと使いにくいかも
利用料金がやや高い気がする
メリットとデメリットのまとめ
以上のようなご意見をいただけました。
このような感じかと思います。
デメリットの方でいけば、料金が高いに関しては実は相場もしくは相場より安いです。
会計ソフトの有名な「freee」のスタンダードの金額は、年23,760円。安いスタータープランでも年11,760円です。
やよいの青色申告オンラインならベーシックプランの金額は、年13,800円。安いセルフプランでも年8,800円です。
このような金額なので、マネーフォワードクラウド確定申告の料金が特段高いというわけは無いのです。
個人情報の漏洩の心配と操作性は、どこも似たようなものだと私は思います。
操作性は個人差がありますしね。
私自身、マネーフォワードクラウド確定申告を使用しているので、以上を踏まえてもおススメです。
まとめ
今回は「個人事業主・フリーランスの開業届はどこに出す?」についてご紹介しました。
開業支援サービスを利用することで、開業届の手続きを効率化できるので、急しい方・めんどくさがりの方ほどご利用されるのが良いかと存じます。
開業届を出したら、個人事業主としての活動がスタート!
確定申告の準備も進めながら、売上を伸ばしていってくださいませ。
当記事に対してのコメントをご記載くださいませ!