舞台「雨ざらし満月」観劇。感激で涙も降るくらい!?

舞台「雨ざらし満月」観劇。

今回は2024/08/23 (金) ~ 2024/08/25 (日) に大阪のin→dependent theatre 1stで公演されている舞台、「雨ざらし満月」を観た感想をお伝えします。

※当記事は「雨ざらし満月」の主催 演劇ユニット衝空観さんに掲載許可をいただいております。

画像提供:演劇ユニット衝空観
目次

舞台「雨ざらし満月」観劇

「雨ざらし満月」の概要はこちら

【あらすじ】
当たり前の日常。
ストロベリームーンが近い時期、いつものように過ごす人々。
変わらない日常、でもどこかいつもと違うような。
ラジオから聞こえる声、仕事、路上で耳に入る音楽。
いつも通りなのにどこか足りないような感覚。
そんな少し欠けた月のような人たちのお話。

■ 期間:2024/08/23 (金) ~ 2024/08/25 (日)
■ 劇場:in→dependent theatre 1st
■ 出演:鎌田恵弥、橘里英、セキモトシゲアキ(Litmus/少年ピカレスクロマン)、尾本祐菜(株式会社リコモーション)、亮介(演劇ユニット衝空観)、銭山伊織(演劇ユニット衝空観)、石井テル子(MicroToMacro)
■ 脚本:銭山伊織
■ 演出:銭山伊織
■ 料金(1枚あたり) 2,000円 ~ 3,000円
■ タイムテーブル 8月23日(金) 19:00、8月24日(土) 12:00/15:30/19:00、8月25日(日) 13:00/16:30

引用元:https://stage.corich.jp/stage/328622

画像提供:演劇ユニット衝空観
画像提供:演劇ユニット衝空観

舞台を観た感想

演劇ユニット衝空観さんの舞台は今回初めて観に行きました。公演全体を通しての感想は「実力者が揃っている」という印象が強いです!

小劇場で行われる舞台ではよく下記のような作品に出会います。

① 滑舌が悪くて終始聞き取れない人がいる

② しっかり観ても、ストーリーがよくわからない

③ 出演者のファンのために作られた作品

などなど。特に③はめっちゃ多いです。これに当たると出演者のファンじゃない場合は苦痛でしかない笑

その点、今回の「雨ざらし満月」はそのようなことが全く無く。

① 滑舌が良い、全部聞き取れます!

喜怒哀楽の感情を入れながらもセリフはしっかりと聞き取れます。私自身、16歳から24歳くらいまでは劇団に所属したり舞台芸術学科にいたり養成所にいたりで役者やっていたので、これの難しさは知っています。

② ストーリーがわかります!

もちろん読み取る力は必要なので、人によっては「?」で終わる人もいるかもしれません。ただ、今回の舞台は序盤こそ「?」になることはあれど、後半になってくると構成や劇中の背景などは見えてくる人がほとんどだと思います。美術セットがほぼ無いに等しい状態なので、この状況でストーリーや背景が観劇者に伝わるってことは、演出と構成がしっかりしているからだと思います。

③ 役者ファンじゃなくても楽しめます!

私は今回の舞台に出演されている方は1人しか知っている人がおらず、あとは全員初めまして。そのため、ファンを楽しませる公演をされてしまうとしんどいと思っていましたが、この舞台はそんなことも無く。箱推しの人ほど楽しめるんじゃないかな?と思う内容です。つまり、逆に言えば出演者を見るためだけに行っているファンは物足りなさを感じるかも?終演後に出演者とお話できる時間も無いし、物販も無いし。

④ スタッフ(裏方)の質も良い!

こういう舞台ではスタッフに対する意見を述べる人は少ないのですが、私自身そちら側の人間なので、述べます!
小劇場の舞台って予算が無いから、スタッフがいなかったり、態度が悪い人がいたりすることもあります。今回の雨ざらし満月のスタッフの方は受付~本番~終演後の対応まで、しっかりとされている印象を受けました。
照明のピンスポット当て方うまい(これ本当に大事。へたな照明だと役者の表情が照明で消えます)!
音響の音のボリュームうまい(これ本当に大事。へたな音響だとボリュームデカすぎて役者のセリフ消えます)!

ネタバレしたくないので、詳しくは述べませんが、とても良い舞台でした。

観てる人の人生によって、伝わり方や伝わるものが違うと思える内容です。泣くかもしれません。

画像提供:演劇ユニット衝空観

客席に座った感想

今回の舞台は小劇場らしく、よくあるスタッキングチェア(こんなやつね)

にクッションを置いてくれていました。このクッション、めっちゃ大事です!クッション無いだけで1時間以上座りぱなしって結構きついんで笑。まあ、クッションあってもお尻痛くなりましたけど…

このクッションを置くか置かないかの判断もどこまでお客様のことを考えているかが現れるところなので、配慮は嬉しいですね!

まとめ

とても良い作品だと思います。この記事を見て、観てみたいと思った方で、明日(2024年8月25日)の公演に都合が合うような人がもし存在するのなら!

行ってみる価値はある舞台です。おすすめ。

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サイト運営者のカツです。私は2017年9月からフリーランスとして活動しています。主に、Webサイト制作やデザインのお仕事などを行っています。

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