今回はパソコンインストラクターという仕事についてご紹介します。
パソコンインストラクターとは?
ひとえにパソコンインストラクターと言っても実は教室や会社によって業務が少し異なります。
パソコンの操作を教えるというのは共通なのですが、例えば、下記のような内容の違いが。
office系ソフト(PowerPointやExcelやWord)の操作をメインに教えるパソコン教室
この場合、生徒はパソコンの基本操作(立ち上げやメール)は問題無いレベル。今では小学生でもパソコンの授業はあるので、多くの人がこのレベルには到達している前提の教室です。
ここでは、主に社会人向けにoffice系のソフトの使い方を教えてくれるので、パソコンインストラクターもofficeソフトの経験が必要になります。
officeソフトは基本的な操作が出来ればある程度仕事はこなせますが、応用を知っておくことで効率がかなり変わります。
この応用を勉強するために通う生徒もいるので、パソコンインストラクターにもそれなりの知識と経験が求められます。
パソコン自体の基本操作から教えるパソコン教室
こちらはパソコンの立ち上げからメールの送受信など、基本の基本から教えるパソコン教室です。
前述のとおり、今でこそ小学生でもパソコンの授業はありますが、この数十年の話。
いま50代・60代以上の方はパソコンが普及する前に社会に出ている方も多いので、パソコンの操作が全くわからないという方も多い。
その方向けにパソコン教室。
そのため、パソコンインストラクターもパソコンの基本操作がわかればOK。
むしろ、特定のソフトの知識や経験より、初心者の方向けに操作を教えるスキルの方が求められます。
私自身経験がありますが、基本を知っている人に応用を教えるのと同じかそれ以上に、何も知らない人に基本を教えるというのはスキルが必要なのです。
ホームページ作成を教えるパソコン教室
パソコン操作=ホームページ作成と考えている人も一定数いるのが今の世の中。
そのため、パソコン教室によってはホームページ作成を教えるところも。
ホームページ作成も様々なやり方があるので、その教室のやり方に合わす必要はありますが、パソコンインストラクターにもホームページ作成の知識やスキルが必要になってくるでしょう。
プログラミングではなく、ホームページ作成の知識やスキルです。
ノーコード(プログラミングを使わない)でホームページ作成ができるサービスも多いので、実はプログラミングの知識が無い方でも目指せる仕事ではあります。
パソコンインストラクターの収入は?
パソコンインストラクターの収入は2パターンに分かれると思います。
1,月給制で固定されている。
このパターンでは、パソコンインストラクターとして何コマ授業をやろうが給料は変わりません。
その分、授業が無い時間帯でも事務作業やインストラクター業務以外の仕事を任されることも多いかと思います。
2,授業コマごとの給料。
このパターンだと、1コマ¥1,500など、歩合制になっています。
授業をやればやるほど給料は多くなりますが、授業が無いと給料も下がってしまいます。
最近の求人の傾向を見ると、1の固定給料制は正社員で雇用されるなど、パソコンインストラクターというより会社の他の仕事もしてもらう前提で採用される場合が多いです。
2の歩合制は、アルバイトや業務委託などの契約で、パソコンインストラクターの仕事のみで採用される場合が多いです。
1は管理者。2は管理される側。こういう考え方での雇用です。
人それぞれ考え方や働き方は違うので、一概にどちらが良いとは言えませんが、2の方が給料は高くなる傾向にあるでしょう。
少し給料は下がっても安定するのは1の方かなと思います。
ちなみに、相場は難しいですが大体1コマ(1時間)¥1,500前後が多いかなと。
スキルが高い方(officeソフトやホームページ作成の知識やスキルが高い方)は、比例して給料は高くなる傾向があり、1コマ(1時間)¥2,000を越える場合も結構あります。
そのため、他のアルバイトとかと比べると収入は高い傾向になりやすいとは思います。
パソコンインストラクターの将来性
私はパソコンインストラクターという仕事は将来的にもまだまだ需要はあるかと思います。
これだけパソコンが仕事で当たり前の世の中だというのに、いまだにパソコンをほとんど触らなくても業務がこなせてしまう仕事も結構あります。
つまり、パソコンの知識が無い方はまだまだたくさんいるということ。
これからの世の中、AIが発達しようがパソコンを全く使わなくなる世の中は来ないと思います。
そのため、パソコン操作を教えるという仕事はそう簡単には無くならないでしょう。
パソコンインストラクターはつらい?
正直、パソコンインストラクターはつらい仕事でもあります。
これは他の仕事でもそうかとは思いますが、パソコンインストラクターは教えるのが仕事です。
そのため、必然的に人と話すことになるので、コミュニケーションが苦手な方はつらいと感じるでしょう。
また、生徒によってはインストラクター=何でも知っている人と思っている方もいるので、質問に答えれないと、生徒になめられたり、不満の声を言われることも。
クレームに近いものではありますが、全く知らないお客様に言われるよりも、何回も顔を合わせる人にクレームを言われる方が堪えるという方はつらく感じるでしょう。
パソコン関連は日々進化が続いています。
数か月前に学んだことが、今は使い物にならないなんてことも普通です。
そのため、パソコンインストラクターは常に知識のアップデートが必要になります。
業務外で勉強しないといけないこともあるので、そのあたりがつらいと感じる人もいるでしょう。
他の仕事にも言える部分はありますが、やはりコミュニケーションが苦手な人はパソコンインストラクターはつらい仕事だとは思います。
パソコンインストラクターに向いている人
前述のとおり、コミュニケーションが苦手な人はパソコンインストラクターには向いていません。
逆にコミュニケーションが好き・得意な方はパソコンインストラクターに向いているでしょう。
知識やスキルが少なくても、人に教えるのが好きな人。新しいものを勉強するのが苦ではない人はパソコンインストラクターに向いている人と言えます。
まとめ
今回はパソコンインストラクターについてご紹介しました。
パソコンインストラクターは向いている人にとっては、知識やスキル次第で高額な給料も狙える仕事ですし、将来的にもまだまだ需要はある仕事なので、おススメです。
オンラインでのパソコンインストラクターの求人も増えているので、ご興味ある方はパソコンインストラクターに挑戦するのもいいかもしれませんね!
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