「声優は今後も続けれる仕事になるのか?」声優やアニメ映画に興味を持っている方々にとって、この問いかけは非常に重要なものです。
確かに、近年、コンピュータグラフィックスの進歩が素晴らしく、アニメ製作にはCG技術も大きく採用されるようになりました。
一方で、アニメという分野は「人と人とのコミュニケーション」を重視することが特徴的であり、その中心となるのが「声優」です。
今回は、「声優以外の声の仕事と声優になる方法」というテーマで掘り下げていきます。
これから、「声の仕事」を目指そうとしている方や、「プロ志向」を持っている方々のご参考になれば幸いです。
声優の需要が今後も続く理由とは?
声優の需要は、今後も続くと言われています。
その理由としては、アニメ市場の拡大やネット配信の増加、そして海外でもアニメが人気になっていることなどが挙げられます。
アニメは、日本だけでなく世界中で愛される作品であり、その需要は増加傾向にあるとされています。
ただ、実は2020年、2021年はアニメ制作市場は減少に転じました。
それはコロナウィルスの影響が大きいとされています。他の要因としては、海外への人材流出などが考えられます。
参考資料:帝国データバンク:アニメ制作、苦境続く「赤字」割合は過去最高の 4 割
しかし、2022年、2023年とコロナウィルスの緩和に伴い、アニメ制作市場、さらにゲーム市場などは増加傾向に転じる見方もあります。
特に国内映画では、ここ数年では「鬼滅の刃」「ワンピース」と、アニメが圧倒的な人気を記録したのをご存知の方も多いのではないでしょうか。
こうしたアニメ制作・ゲーム市場の増加に加えて、企業のPR動画・CMなどの動画市場拡大に伴い、キャラクターや声のみの出演などの需要も見込めます。
声優の声を聞くことで、キャラクターに感情移入しやすくなり、その作品の世界観をより深く楽しむことができます。
声優の存在は、作品の魅力を高めることにつながり、必要不可欠なものとなっています。
こうした理由から、声優というお仕事は今後も重要が見込めると私は考えています。
声の仕事は声優以外にもたくさんある!
声優以外にも、様々な声の仕事があります。
例えば、ナレーションやイベントなどのMCも声のお仕事になります。
ただ、声優以外の声の仕事となると、代表格はやはりナレーションです。
「ナレーション」とは、映像・音声作品やCM、プレゼンテーションなどで話す役割を担う声の仕事の一つです。
ナレーションは、美しい声が求められるだけでなく、説得力やリズム感、情感表現などのスキルが必要です。
声優はキャラクターなど、声を吹き込む対象になる存在があることが多いですが、ナレーションはそうではありません。
文章だけで説明する、キャラクターは自分自身ということが多いです。
その為、より声のプロフェッショナルというイメージがあります。
声優ももちろんですが、ナレーションなど、声のプロフェッショナルになるためには、日頃から発声や滑舌の練習が欠かせません。
声優だけでなく、多くの声の仕事が存在することを知り、自分に合ったジャンルを見つけ、どんどんスキルを磨いていってください。
ナレーションとナレーターとは?活躍の場と必要なスキルとは?
ナレーションは前述のとおり、映像・音声作品やCM、プレゼンテーションなどで話す役割を担う声の仕事の一つです。
そのナレーションの仕事をする方がナレーターと思われがちですが、ナレーターはそれ以外の仕事を指す場合もあります。
それは、生放送で進行を担当する場合などです。
この仕事はMC(司会者・進行役)とされたり、アナウンサーとされる場合もありますが、ナレーターと言われることもあるのです。
その為、よく知られた声優や俳優、タレントなど、テレビや映画などで活躍している人がナレーションの仕事を引き受けることもよくあります。
例えば、TVのワイドショーなどをイメージするとわかりやすいのでは無いでしょうか。
ワイドショーは、時事ネタのVTRを見ながらアナウンサーやタレントの方が原稿を読んでいるかと思います。
つまり、ナレーションをしているので、この方々もナレーターということになるのです。
ナレーションの仕事に必要なスキルは、声の表現力やアクセント、滑舌、リズム感などが挙げられます。
また、収録前には原稿を読み込み、その内容を正確に伝えることが必要となります。
ナレーターとして活躍するためには、基礎的な声のトレーニングから学べる声優やアナウンス系のスクールに通うことがおすすめです。
声優やナレーターになるにはどうすればいい?
声優やナレーターになるには、声を使って表現する能力が必要不可欠です。
まずは、声優養成所や俳優養成所、専門学校に通うことが一般的です。
入所する際には声のオーディションを受ける必要がありますが、基礎能力を身につけることができます。
また、タレント事務所に所属することで、声以外にも番組や舞台に出演する機会が増えるかもしれません。
ナレーターとして活躍するには、しっかりとした話し方や語り口を身につけることが必要です。
ナレーションの仕事に特化した専門学校もありますので、そのような学校に通うことも一つの方法です。
しかし、声優やナレーターになるために、もっとも重要なことは継続的な努力と、自己表現力を高めることです。
声優としての市場価値を高めるために必要なこととは?
声優としての市場価値を高めるためには、自己マーケティングや技術力の向上が必要です。
自分の魅力や強みを見つけ、それをアピールすることが重要です。
また、常に新しい仕事やチャンスを探し、積極的にアプローチすることも大切です。
技術面では、演技力や声のトーン、据え置きマイクや小道具の扱いなど、幅広い技能を身につけることが求められます。
声優として、今後も市場価値を高め、長く活躍するためには、継続的に努力してスキルアップしていくことが不可欠です。
おススメの声優・ナレーター養成所はどこ?
前述したとおり、声優・ナレーターを始め、声の仕事をしていくには、独学よりも養成所や大学・専門学校に通うことをおススメします。
しっかりと、技術と信頼のある場所で学ぶことで、プロの世界で活躍できる基礎の力が身に付くからです。
日本ナレーション演技研究所
日本のナレーション演技研究所は、声優を育成するための専門の学校(養成所)です。
日本のナレーション演技研究所では、プロの声優や演劇家から指導を受けることができ、実際の演技の場面に近い環境でトレーニングが行われます。
声優を目指す人にとって、貴重な学びの場となっています。
日本のナレーション演技研究所のコース内容
週1回クラス
週1回クラスは週に1回、2時間のレッスンに通うコースです。
開設校 | 開設校代々木校 / 池袋校 / お茶の水校 / 立川校 / 町田校 / 大宮校 / 所沢校 / 千葉校 / 柏校 / 横浜校 / 仙台校 / 名古屋校 / 京都校 / 大阪校 / 難波校 |
受講対象年齢 | 中学卒業以上、35歳まで ※令和5年(2023年)度4月生より中学卒業以上35歳までへと変更させていただいております |
レッスン回数 | 週1回 (演技) |
レッスン時間 | 2時間 ※令和4年(2022年)度より、レッスン時間を2時間30分から2時間に変更させていただいております |
週1回クラスは、令和5年度は4月生・7月生・10月生があります。
4月生・入所金 | 8万円 |
4月生・年間受講料 | 22万円 |
7月生・入所金 | 8万円 |
7月生・年間受講料 | 16万5千円 |
10月生・入所金 | 8万円 |
10月生・年間受講料 | 16万5千円 |
週2回クラス
週2回クラスは決められた曜日に週に2回、2時間のレッスンに通うコースです。
開設校 | 代々木校 / お茶の水校 / 名古屋校 / 大阪校 |
受講対象年齢 | 中学卒業以上、35歳まで ※令和5年(2023年)度4月生より中学卒業以上35歳までへと変更させていただいております |
レッスン回数 | 週2回 (演技/ボーカル) |
レッスン時間 | 1レッスン2時間(週合計4時間) ※令和4年(2022年)度より、レッスン時間を1レッスン2時間30分(週合計5時間)から1レッスン2時間(週合計4時間)に変更させていただいております |
週1回クラスは、令和5年度は4月生・7月生があります。
4月生・入所金 | 8万円 |
4月生・年間受講料 | 36万円 |
7月生・入所金 | 8万円 |
7月生・年間受講料 | 27万円 |
各料金は※令和5年(2023年)度4月生より 上記の金額に改訂されました。詳細はこちらから
日本ナレーション演技研究所は上記で紹介したコース以外にも、「ジュニア声優クラス」「ナレーターセミナー」「スタートアップクラス」「ワークショップ」など、さまざまな目的に応じたコースが用意されています。
ご興味のある方はまずは資料請求をされることをおススメします!
こちらは日本ナレーション演技研究所の紹介Youtubeです。参考に貼らせていただきます。
まとめ
今回は、声優という仕事の今後と、声優になる方法についてご紹介しました。
アニメ制作・ゲーム市場・動画市場拡大に伴い、声優業界の需要は今後も見込めます。
まだ声優や演技を未経験の方は、まずは養成所などに通って、スキルアップを目指してくださいませ。
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