今回は仕事を外注(アウトソーシング)している会社に勤めている方向けの記事になっています。
私自身、社員が数千いる会社で正社員をやっていたこともあり、アウトソーシングでそういう会社に仕事をしにいったこともあります。
どちらの立場も経験した私は、両者の想いや考えががわかります。
そこで、今回はそこで実際に感じたことを踏まえてご紹介します。
Youtubeで当記事の要約ショート動画が見れます!
外注(アウトソーシング)を業者と呼ぶのは失礼?
まずアウトソーシングの社員(スタッフ)として某企業に行った時に、そこで働く社員やアルバイトスタッフに業者と呼ばれることについて。
はっきり言うと、業者と呼ばれる側は「嫌な思い」をしていることが多いです。
そもそも、業者とは?
本来の言葉の意味でいけば、上記のような意味なのです。
しかし、実際に私が依頼主側の社員やアルバイトスタッフから言われた「業者」の言い方は、「作業をする者=業者」の言い方として捉えました。
これは間違ってはいないと思います。
なぜなら、私が依頼主側の立場で働いていたころ、外注先の方を業者=作業をする者という意味で使っていたから。
特にこの意味で使う傾向が見られるのは、実際に外注先に発注をしている人(責任者)ではなく、外注先と一緒に現場で働く社員やアルバイトスタッフに多く見られます。
業者と呼ばれるのは嫌な気持ちになることが多い
上記のような傾向で「作業をする者」を「業者」という方が多いのが現実。
ではなぜ「業者」と呼ばれると嫌な気持ちになるのでしょうか。
嫌な気持ちになる理由は主に依頼主側が下記のような理由で「業者」と呼ぶからだと私は思います。
1、外注先を作業をしてくれる方ではなく、作業をしたい方だと捉えている。
作業をしたいのなら仕事をあげるよ!こういう気持ちで、業者に仕事をあげていると思っている(見下している)人が「業者」と使う傾向があります。
私がアウトソーシングで参加している依頼主の企業も特に20代・30代の社員やアルバイトスタッフこそ、この傾向があります。
2、外注先を手下や部下だと思っている。
外注先を自分よりも仕事がわかっていない人=自分が仕事を教える立場=外注先は手下・部下だ!
と考えている依頼主の社員やアルバイトスタッフも多いです。
外注先は依頼主の職場で働くのは初めて。そのため、依頼主の会社のルールすら知らないので、最初はわからないのは当たり前。
これを使えない新人が仕事をしにきたと思っている(見下している)人が「業者」と使う傾向があります。
他にも理由はあると思いますが、結論として外注先(アウトソーシング)を見下している方が「業者」と呼ぶ傾向が強いです。
これは業者と言われる外注先側も実はわかっています。
そのため、「業者」と呼ばれると嫌な気持ちになるのです。
業者と呼ぶのは失礼
上記の理由として外注先側の人間は嫌な気持ちになっていることが多い。
相手に不快な思いをさせているということは、その発言は失礼ということになります。
業者と呼ばない。良い言い換え言葉とは?
では実際に何と呼ぶのが適切なのでしょうか。
ここで適切な言い換え言葉を一部ご紹介します。
・業者の方
・業者さん
・○○の作業をしていただける方
・外注先の方
・○○会社の方
・○○会社様
・アウトソーシングの方
これが正解とは言い切りませんが、私は上記のような言い方をされたら嫌な気持ちにはなりません。
「~さん」や「~の方」という言う方は、相手のことを想って発する場合に使います。
つまり、「業者!」と呼び捨てにするのではなく、「業者の方」など、相手の気持ちを考えた呼び方をした方が良いということです。
特に20代・30代の方が「業者」呼びを気を付けた方がいい理由
ここからは私の考えです。
特に20代・30代の方が外注先を「業者」と失礼な言い方をしない方が良い理由としては、就職・転職の可能性があるからです。
私自身がそうだったのですが、依頼主側の社員だった私は外注先側の企業へと転職をした経験があります。
その時に、今まで私が「業者」と呼んでいた方が私の先輩や上司、現場での責任者になっていることがありました。
同業他社に就職や転職をする場合は、今まで働いていた外注先の方と仕事をする場合がもちろんあります。
もしかしたら、転職先が元々の外注先の企業から外注を請けている企業の場合もあります。
こうなってくると一気に立場が逆転。
かなり気まずい空気になったり、仕事がやりにくい環境になります。
依頼主側の社員やアルバイトスタッフとして一生働いていくと考えている方は、関係無い!と思うかもしれませんが、他の仕事を考えている方は本当に注意した方が良いと私は思います。
まとめ
外注先(アウトソーシング)の方は、見下す相手でも手下でも部下でもありません。
そもそも外注するということは、外注しないと依頼主側の企業の仕事が回らないということなので、失礼な態度を続けて外注先がいなくなると、依頼主側の企業が倒産する可能性が出てきます。
それをしっかりと理解する必要があります。
どんな立場でも、相手を思いやる心を持つこと。
仕事はそれが大事です。
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