小劇場で衝撃を感じた!壱劇屋の『LOVE TOURNAMENT』体験談

劇団壱劇屋の『LOVE TOURNAMENT』体験談

今回は2024年6月14日~19日に公演されていた劇団壱劇屋の演劇『LOVE TOURNAMENT』の体験してきた感想をお伝えします!

※当記事は『LOVE TOURNAMENT』の主催劇団壱劇屋さんに掲載許可をいただいております。

目次

『LOVE TOURNAMENT』ってどんな演劇?

まずは概要から。

ストーリー
いたって普通の女子高生であるラブ子は、ある日突然”究極のモテ期”に突入する。きっかけは関西に落ちてきた隕石である。隕石が起こした大爆発により、その粉塵を浴びたラブ子のモテゲノムが活性化し、史上最高のモテ期に突入したのだ。道ゆく人は老若男女関係なく彼女に告白の言葉を浴びせ、下駄箱はラブレターの洪水が起きる毎日となった。しかしモテゲノムが活性化したのはラブ子だけではなかった。各高校に恐ろしいほどのモテ度を誇るJKたちが爆誕し、関西はモテモテ戦国時代に突入する。それに目をつけた大富豪のポピュ郎(マッチングアプリで大成功)は、最強のモテモテ人間を決めるラブトーナメントを開催する。招待状を受け取ったモテ戦士たちは、愛HALLへと集結するのだった。

オールスタンディング演劇?
会場にはお立ち台が幾つか設置されていて、観客はそのまわりで自由に観劇!近くへ行って見ることもできるし遠巻きに見ることもできます!音楽に乗って体を揺らすこともできますし、好きな場面で写真を撮ることもできます!目の前でダンスが始まったかと思えば、後ろでお芝居が始まり、いつの間にか横にいた演者が歌い出して、お立ち台から降りてきたキャストがあなたに話しかけてきたりします!巻き込まれながら観劇する新しい体験を是非!(そんな観劇は自分に向いてないという人は安全席をご利用ください!)

引用元:壱劇屋本公演 オールスタンディング演劇『LOVE TOURNAMENT』2024.6.14-19

画像提供:劇団壱劇屋
画像提供:劇団壱劇屋

概要のように、なんと上演時間約80分ずっと立ちっぱなしのオールスタンディング演劇です。

まず、ここに衝撃ですね笑

しかも、ただ立って舞台を眺める演劇とは違って、お客さんがいる場所に出演者がやってきます。つまり、お客さんがいる場所は客席であって舞台でもあるのです笑

こんな感じでお客さんがいる場所で出演者が演技をしています。(お客さんにはモザイクを入れています)

画像撮影者:カツ

このステージは場面場面で転換されていき、さまざまな形に変動していきます。その度にお客さんも移動するという笑

画像撮影者:知人
画像撮影者:カツ

動き回るから、下記のような方はおススメは出来ないです。

・足腰に不安がある方

・観劇する前からすでに疲れている方笑

・舞台は座って観るものだという固定概念がある方

しかし!ここは壱劇屋さんのしっかりしているポイント。そういう方(参加したいけどスタンディングは厳しい方)向けに椅子チケット(席数限定)が用意されていました!

お客さんと出演者の距離がかなり近い(というか喋る機会もある笑)ので、今回のオールスタンディング演劇に関してはやはり立ちで観るのがおススメですね!

イマーシブにも近いので、体験型演劇が好きな方には合っている舞台だと思います。

『LOVE TOURNAMENT』の内容は結構、意味不明なところも多いですけど笑

そこは笑いのポイントにもなっているので、「ぽかーん」としているより、とりあえず笑っていた方が面白いし、満足度は上がると思います!

こういうイマーシブの演劇って、お客さんも参加型が前提。なので、積極的に参加していく方がいいですよ!

年齢・性別なんて関係無い!

しっかりと参加する方がカッコイイし面白い!出演者側も嬉しい!の良いこと尽くめです!

壱劇屋の出演者の質について

小劇場で活動している劇団というのは、日本各地にたくさんあります。特に東京・大阪には!

劇団の結成には別に規定なども無いので、自由。

そのため、学生集団から社会人サークル、本格的にプロを目指すチームなど様々な劇団があります。

こういう背景から正直出演者の質はピンキリで、観に行く舞台によっては、出演者の演技・舞台に対する意気込み度などの質が低いと感じるところも多々あります。

壱劇屋さんに関しては、かなり質の高い集団という印象を私は受けました。

小劇場などで活動している劇団は、役者の仕事だけで生活している人っていうのは少なくて、アルバイトや会社員などのお仕事で生計を立てながら、稽古・本番を行っている人も多数!

稽古などのスケジュール確保がなかなか難しい環境で行っているのに…

壱劇屋さんの出演者は「演技の質」「意気込み」「プライド」をしっかりと高い質で保っていると感じました。

それに舞台の転換・お客さんの誘導など、裏方スタッフが本来やるような作業も、そのシーンに出演していない出演者たち自身で行っていました。木下大サーカスパターンです笑

こういう裏対応もしっかりとする出演者って、素敵ですよね!

自分が出演していない時間帯でも、出演している方をしっかりと立て合うからこそ生まれる一体感があるのかなと感じました。

これ、当たり前のようで結構難しいところなんですよ!

画像撮影者:カツ

壱劇屋の他の舞台について

壱劇屋さんは定期的に公演を行っています。

主に大阪と東京がメインなので、こちらの公式サイトを参考にして、機会があればぜひ行ってみてください!

小劇場をメインに行っている劇団の中では、クオリティの高さに衝撃を受けるかもしれません!

まとめ

今回は劇団壱劇屋さんのオールスタンディング演劇『LOVE TOURNAMENT』の体験談をご紹介しました!

面白い劇団なので、ご興味のある方はぜひ行ってみてくださいませ!おススメです!

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サイト運営者のカツです。私は2017年9月からフリーランスとして活動しています。主に、Webサイト制作やデザインのお仕事などを行っています。

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