SCENE 1 / 4

宇宙に、たった1人

残り酸素(O2)
08:00:00
月周回:0.0 周 / 8時間で 約4周
この宇宙で、助かる確率
およそ 0.05% = 約2000回に1回
これは——好きな人と 「同じクラス → 隣の席 → 両想い → 結婚」 が全部つながる確率と、だいたい同じ。
“奇跡”は、日常でいちばん眩しい奇跡と、同じ重さでした。
※確率はイメージを掴むためのざっくり見積もり。物理条件(面ズレ・酸素8時間・通信2.5秒)は現実準拠です。
取り残された人(軌道A)
救助船(軌道B → 周期調整で合流)
取り残された人
救助船
ドラッグで回転 / ホイールでズーム

算定の根拠(なぜその確率?)

🟢=実データ / 🟡=モデルの見積もり(断定ではない)
チェーンA:遭難してから助かる
①宇宙服・酸素が最後まで無事1/2🟡想定
事故で弾き飛ばされても、スーツが破れず・酸素/CO2除去/冷却が8時間もつ確率を「だいたい半々」と仮定。
②救助船がほぼ同じ軌道面1/20🟢物理
面を変える噴射量 ΔV=2v·sin(θ/2)。低月周回 v≈1.63km/s だと10°ズレるだけで約284m/s=相当な量。使える窓は±約10° → 180°中の10°で ≈1/20
③位相・噴射・回収がすべて決まる1/48🟡複合想定
約4周(8時間)の間に、位相合わせが間に合う(~1/4)×噴射精度(~1/3)×最後の回収成功(~1/4)、しかも通信2.5秒遅れの中で。≈1/48
掛け算:1/2 × 1/20 × 1/48 = 1/1920 ≒ 約2000回に1回
チェーンB:人生まるごと
宇宙飛行士に選ばれる1/2000🟢実データ
JAXA2021:応募 4,127人 ÷ 合格2人 ≈ 2,063倍。NASAも18,300→12で同じ桁。
月へ行く一員に選ばれる1/25🟢実データ
宇宙に到達した人類 約600人 のうち、月圏に行けたのは 28人 → 28/600 ≈ 1/21〜25。
遭難して、生還する1/1920🟡モデル
上のチェーンA。
掛け算:1/2000 × 1/25 × 1/1920 ≒ 約1億分の1 = 日本で今日、たった一人
正直な前提。①③は物理計算ではなく“モデルの見積もり”。だから断定しません。あなたなら①を何分の1に置きますか?——それも含めて楽しんでください。
またチェーンBは「応募した人が→選ばれ→月に行き→(遭難して)助かる」という人生の道のりの珍しさのイメージで、厳密な確率ではありません。数字は“正確な値”ではなく“どれだけ桁外れか”を掴むためのものです。
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